精霊の守人Ⅱ~悲しき破壊神~最終回は、ふたつの魂が再び出会い、新たな旅が始まる予感で幕を閉じました。
このドラマシリーズは三部構成になっており、すでに第Ⅲシーズンは撮影を終了している模様です。
シーズンⅠは独立した物語でしたが、ⅡとⅢは時間的に連続したお話になっているわけです。Ⅱの最終回はどうなるのかドキドキハラハラで見守ってきましたが、すべてはシリーズ最終章に持ち越し!というわけで、ホッとしたようなもどかしいような複雑な気分ですね。
では、いったん終幕となる第9話のあらすじを整理していきましょう。
チャグムとバルサの再会!カンバルとの同盟に向けて出発。シーズン2「悲しき破壊神」第9話あらすじ
ロタ王国との同盟を望んで海を渡ったチャグム(板垣瑞生)は、ロタ南部の大領首スーアンに囚われてしまいます
しかし、侍女の手引きで脱出したチャグムは、シハナ(真木よう子)に守られイーハン王(ディーン・フジオカ)に謁見しました。「情で戦をするわけにはいかぬ」イーハンに拒否されたチャグムは食い下がります。「カンバル王国と同盟を結べたなら同意していただけますか?」
イーハンはチャグムの懇願に頷きました。
とても無理な話だと思いつつ皇子の気迫に心打たれたのです。チャグムのあとを追っていたバルサ(綾瀬はるか)はイーハンの口からその話を聞き、挑むように言いました。「チャグムは、どんなことでも成し遂げる覚悟でしょう」
バルサは必死に馬を駆りチャグムを追います。
〇精霊の守り人シーズン2「悲しき破壊神」ロタ王国の登場人物キャストと特徴をご紹介【ネタバレ】
その頃、チャグムとシハナはタルシュ帝国の密偵に襲われていました。追い詰められ、絶体絶命のチャグム。
その窮地を救ったのは、かつて幼かったチャグムを守ってくれた女用心棒、短槍使いのバルサでした。
バルサの最愛の父と師匠ジグロ(吉川晃司)を殺したカンバル王と同盟を結ぼうとするチャグムは、彼女への裏切り行為ではないかと心を痛めています。しかし、バルサは微笑んで言いました。「今の私の敵はあんたの敵だけだ。今の私の望みはあんたの望みが叶うことだ」
ふたりの旅が再び始まるのです。
イケメンの世代交代?板垣チャグムがいい男すぎる!シーズン2「悲しき破壊神」第9話感想
今回の見どころは、なんといってもバルサとチャグムの感動の再会でしょう!相変わらずの泣き虫皇子チャグムですが、一皮むけたイイ男になりましたね!恩人であるバルサを裏切ることになろうとも、皇太子として国民を守るため、自分を殺そうとした父を守るためにカンバル王国へ行こうとするチャグム。
涙がぽろぽろこぼれても、けっして弱虫には見えませんよ!苦しい試練を乗り越えて強くなりましたね~。
自分に好意を寄せるポッチャリ姫を利用するところなんか、ぐっと大人になった感じ。どっちかというと無難な判断でチャグムを追い返したディーンさまのほうが器量が狭く見えちゃって……。
「男子三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」という慣用句がありますが、まさにそれ!このままだとすっかり世代交代されちゃいますよ、ディーンさま。
でも第Ⅲシーズンもこのまま重要な役割として出てきてくれそうだし、最後は剣をとって闘ってくれることを期待して待ってますね。
シーズンⅡで気になっていたいくつかの問題も解決されました。
まずシハナとバルサの因縁はこれで決着がつき、解消されました。スファル(柄本明)は殺されちゃってちょっとかわいそうでしたけど。
そして前回バルサと出会ったヒュウゴ(鈴木亮平)は、タルシュ帝国ラウル王子(高良健吾)の忠実な部下でもあり、チャグムに期待する不穏分子でもあり、グレーな存在だということがわかりました。
チャグムに見せた顔はけして嘘ではなかったようです。
今後の展開の鍵を握る人物かもしれませんね。しかし、一番驚いたのは、タルシュ帝国との内通者が新ヨゴ国の聖導師(平幹二朗)だったことです!
帝(藤原竜也)を殺してでも戦争を避けたいという気持ちはわからないでもないですが。帝はすでに狂気の王と化していますもんね。でも最後の最後で藤原竜也の神がかった演技が見られて得をした気分です。
次のシーズンではカンバル王ログサム(中村獅童)との演技対決がまた見られそうですね。
公式ページでは、最終章の登場人物もすで
に紹介されていて期待が高まります。シーズンⅡの出演者たちのインタビューも豊富です。
◯NHK 大河ファンタジー「精霊の守り人」公式サイト
また第1話から見直してみると新たな発見や見どころがあるかもしれませんね。第Ⅲシーズンが始まる前に、こちらの記事で各国の成り立ちを復習しておくのもおすすめです。
いよいよバルサが因縁の祖国に戻っていくわけで、この旅で本当に彼女の魂が解放されることを祈りたいです。
期待の最終章放送は、2017年11月から!楽しみに待ちましょう!