2018年7月から放送のドラマ【チアダン】
2017年に公開された映画版「チアダン」の9年後を舞台に描くドラマ版「チアダン」。映画版の主人公で、広瀬すず演じる友永ひかりがゲスト出演するというサプライズとともに、豪華共演陣がキャスティグされました。
主人公は「JETS」に憧れを持ちつつも、「自分にはできっこない」とチアダンスを諦めてしまう藤谷わかば。
生徒たちに「やりがいのある部活を通して、困難を乗り越えることの大切さを教えたい」という一人の顧問と、その生徒たちの物語が映画版で描かれましたが、ドラマでもまた、自分の中にある情熱を消すことなく、最後までやり抜く主人公たちの姿に注目したい作品です。
ここでは、ドラマ【チアダン】の第3話のあらすじをネタバレで紹介しています。
ドラマ【チアダン】第3話ネタバレあらすじ
終業式に全校生徒のまえでチアダンスを披露したことで麻子(佐久間由衣)と茉希(山本舞香)が入部し正式に部として認められることになった福井西高校チアダンス部「ROCKETS」。
夏休みに入り間違えて登校したわかば(土屋太鳳)は、顧問の太郎(オダギリジョー)から部室としてマーチングバンド部が使っていた場所を勧められる。物置と化していた場所を三日がかりで掃除したわかばたちはようやく練習できる環境を整えることができた。夏に開催されるチアダンス福井大会を目標に汐里(石井杏奈)の考えた振り付けの練習を始めるメンバーだったが、わかばは「英語の補習」、麻子は「塾」、妙子(大友花恋)は「実家の店の手伝い」、渚(朝比奈彩)は「陸上部に顔を出す」と、それぞれにチアダンス以外の事情があり一緒に集まる時間が限られ練習は思うように進まず、メンバーたちは取っ組み合いの喧嘩になってしまう。
「お腹が空いた」というわかばの一言で妙子の実家である「エノキ食堂」に行ったメンバーは、麻子の提案でわかばを部長とすることを決め、大会まで精一杯やりきることを約束する。
9月1日のチアダンス福井大会当日。
他のチームが演技中でも応援する「チアスピリット」を思い知った「ROCKETS」のメンバー。「打倒JETS」「全米制覇」と意気込むわかばたちは、JETSの圧倒的な演技の後に登場し、ステージで失敗を繰り返した散々な結果に「私たちには無理だった」とチアダンスをやめるといい夢を諦めてしまう。
その様子を全て見守っていた顧問の太郎は帰りがけにメンバー一人一人に、その長所と改善すべきところを指摘して行く。過去に厳しすぎる指導で生徒の夢を潰し「パワハラ教師」として前任校から追放同然の仕打ちを受けていた太郎は自らの中にくすぶる「恐怖心」を捨てて、彼女たちが夢を諦めないようにとその熱い想いを伝え「余計なお世話やったな」と言いわかばたちの前からさって行く。
家に帰ったわかばは夕食の時に溢れ出る悔し涙にいてもたってもいられず誰もいない部室に走り、太郎がメンバーたちに用意した「夢ノート」に「打倒JETS」「全米制覇」とかきこむ。すると汐里に続き、「悔しくてじっとしてられんかった」という麻子をはじめ「あんな惨めな思いしてこのまま引き下がれん。もっと上手く踊りたい」という渚、穂香(箭内夢菜)、琴(志田彩良)、茉希たちメンバー全員が部室に集まり、夢ノートにそれぞれの目標を書き発表し合い、ダンス練習を始めるのだった。
メンバーたちが集まって話しているのを部室の外で見守っていた太郎は、彼女たちがダンス練習を始める頃、静かにその場から立ち去って行く。
第3話のゲストキャストと登場人物
福井西高等学校「ROCKETS」メンバー
わかば(土屋太鳳)太郎から「バカが足りん。もっともっとバカになれ。これからぶつかる大きな壁に気づかずに明るく笑っていられるくらいになることが「ROCKETS」みんなの希望になる。」と言われる。叶えられそうな目標は「太郎を先生と呼んであげる」。わかばの中で「I live in TOKYO」の過去形は「I live in EDO」
汐里(石井杏奈)太郎から「もっと周りを見てみんなの気持ちを考えろ。一人で引っ張ってきて大変だったが、このままではお前の気持ちは誰にも伝わらん。チアダンスが一人でできないことは一番お前がわかってるはずだ」と言われる。叶えられそうな目標は「なるべく怒らない。」
渚(朝比奈彩)陸上部との掛け持ちでチアダンス部に所属。事あるごとに汐里と衝突する。太郎から「(踊りが)雑だな。お前の踊りは伸びやかで誰にも負けない迫力があるが大雑把。元気なダンスと雑なダンスはやっぱり全然別物だ」と言われる。叶えられそうな目標は「家でダンスの復習する」
妙子(大友花恋)エノキ食堂の娘。すぐに「すいません」と謝る。太郎から「謝るな。初心者から大会出場までついてきたお前はすごい。もっと自分を褒めろ。」と言われる。叶えられそうな目標は「おやつ我慢。弱音を吐かない。」
穂香(箭内夢菜)バレエ経験者。好き嫌いが激しい。太郎から「人の好き嫌いがダンスに出ている。チアスピリットのように、自分とは違う相手の個性を受け入れてみろ。」と言われる。小さな目標は「シイタケを食べる。」
琴(志田彩良)日本舞踊家元の娘。声が小さい。太郎から「もっと大きな声で。心にある熱い想いが見てる人に伝わらんと意味がない。」と言われる。叶えられそうな目標は「1日10回笑う。」
麻子(佐久間由衣)通称「イインチョウ」。教頭の娘。太郎から「本番に弱い。それが今の実力だ。でも恐れるな、練習を積み重ねればその分自信が生まれる。その自信がお前を強くしてくれる。やで、自分を信じろ。」と言われる。叶えられそうな目標は「模試でトップの成績をとる。」特別講義でわかばに英語を教え、ミニテストを受からせる。汐里の仕事量が多すぎて余裕がなくなっていることを見抜き、わかばが部長になることを提案する。
茉希(山本舞香)ヒップホップダンスが得意。協調性ゼロ。太郎から「テクニックも抜群でダンスはかっこいい。でも協調性がゼロで、それではチアダンスではない。もっと仲 間を信じて肩の力を抜いて踊れば、ロケッツの中でもっともっと輝くような踊りができるはずや」と言われる。叶えられそうな目標は「もっと しゃべる。」
太郎(オダギリジョー)前任校のテニス部生徒の木田に厳しい指導で肘を痛めさせてしまい、その後傷害事件を起こした木田は退学になった。そのことからパワハラ教師のレッテルを貼られ、生徒たちから非難を浴び学校を追い出されたような形で教師を辞めた。それ以来トラウマを抱えており、自分が「ROCKETS」のメンバーたちの邪魔になってしまうのではないかと自信を失っている。妻の今日子から「生徒たちがしっかりと夢に近づいているかを見守ること」が役目だと応援される。「俺、”私なんか”という言葉がどうしても許せないんや。夢を持つってことはすごいことや。えらいこと。夢を持つお前たちは素晴らしい。失敗を気にするな。夢にたどり着くためにはどん底から一つ一つ乗り越えていけばいい。目の前の失敗から逃げるな。」
チアダンス部のチラシを持ち帰ったチアリーダー部の一年生
芙美(伊原六花)カンナ(足立佳奈)
チアリーダー部
望(堀田真由)チアリーダー部リーダー。
さくら(福地桃子)美菜(石崎なつみ)恵理(坂ノ上茜)香(溝口恵)真子(守屋ことり)夕実(佐生雪)
福井西高等学校
有紀(八木莉可子)わかばの親友。「ROCKETS」のTシャツのデザインを描く。
春馬(清水尋也)わかばの幼馴染。野球部の投手だったが自らの失敗がトラウマで野球をすることができずにいる。汐里から「私 君と付き合うから」と言われ「なんか おもしれえな」という。
漆戸家
今日子(松本若菜)福井中央高校チアダンス部「JETS」顧問の早乙女先生の自叙伝を読んで、太郎に「夢ノート」を教える。
大和(高村佳偉人)太郎の息子。
そのほか
木田隆(岐洲匠)漆戸のかつての教え子。太郎から指導を受けてテニス部で全国を目指していたが、肘を怪我したことから絶望し、傷害事件を起こし退学処分となる。