【昭和元禄落語心中】ドラマ版は原作をどこまで描くのか?山崎育三郎の公式インスタをヒントに考察

2018年10月から放送のドラマ「昭和元禄落語心中」

原作を元にしたアニメが2シーズンに渡り放送され完結し、その人気の影響を受けて放送される作品で、岡田将生主演でNHK総合で放送される本作。

落語家の悲哀と因縁をおよそ半世紀以上のスパンで壮大に描いた作品ですが、涙無くして見られない人間の業の深さに反響が大きい作品です。

落語人気に陰りのある1980年代が物語のスタートで、その後「八雲と助六編」として1945年を界に戦前から戦後十数年間を時代背景に物語が描かれ、コミックの最終巻では、現代まで時間が経過する物語です。

そして、実写版にキャスティングされたのは100作目の朝ドラに出演が決まっている岡田将生が八雲に、八雲の親友・助六に山崎育三郎がキャスティングされました。

アニメ版のシーズン1で1980年にスタートした物語は、それぞれの関係を描いたのちに、弟子入りを懇願する与太郎に大名人と称されながらも「落語と心中する」と人気に陰りのある落語をどこか広める気の無い八雲が、養女・小夏と与太郎に過去にあった八雲と助六の話をするものでした。

なぜ、八雲は「落語と心中する」と決めたのか。

八雲はその全てを、助六の血を受け継ぐ娘である小夏と「絶対に弟子は取らない」と言っていたにも関わらず弟子入りを認めた元チンピラ・与太郎に話します。

一見何のつながりのないように見える与太郎と八雲ですが、物語が進行するにつれて、とんでもないつながりがあったことが明らかになります。

アニメ版のシーズン1は、八雲が二人に昔話をし終えたところで終えるという展開でした。

そしてやはりきになるのが実写ドラマ版では、いったいどこまでが描かれるのか?というところです。

現状SNSなどを見ると有楽亭助六(初太郎)を演じる山崎育三郎の公式SNSで投稿された映像(Tik tokで踊っているもの)に、みよ吉と助六が暮らしていた四国のぼろ家のようなところが映っていました。

ということは、アニメ版でシーズン1の最終話近くになる、四国の温泉街でのあの日々が描かれるということのようです。

山崎育三郎の公式SNSで投稿された映像の場所は、助六とみよ吉があるきっかけで暮らすことになった四国の温泉街近くのボロ家。

みよ吉がかつて働いていた旅館がある四国の温泉街は、八雲もまた幼少期に度々足を運んだことのある場所として登場します。そしてここは、助六(初太郎)とみよ吉、そして八雲(菊比古)が経験することになる壮絶な悲運が彼らを襲った場所でもありました。誰もが自らの弱さを抱え、その弱さに負け、抗うことができずに起きてしまった出来事。

アニメではこのシーンののちにシーズン1が終わり、話は再び原題に戻ります。

ですので、この山崎育三郎の公式SNSで投稿された映像の四国のシーンがドラマで何話あたりで描かれるのかによって、原作のどこまでを描くのかがわかってきます。ドラマの中盤あたりでこの温泉街のシーンが登場するようであれば、八雲の死後、小夏の息子が落語家となる原作の最後まで描かれる可能性が十分にあります。

第1話を終えたところで、原作の「与太郎放浪編」が終えたところです。

岡田将生演じる八雲が小夏と与太郎に話して聞かせるのが原作では「八雲と助六編」。

その後現代に戻り「助六再び編」となりますが、兎にも角にも、ドラマで「助六再び編」まで描くのか、それとも、「八雲と助六編」までを描き、ドラマシーズン2に伸ばすのか?というところが気になるところです。

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