とうとう最終回を迎えるIQ246~華麗なる事件簿~、ラストはやっぱりはずせない、マリア・Tとの直接対決です!
IQ246の法門寺沙羅駆(織田祐二)とIQ300のマリア・T(中谷美紀)が何をもってして決着をつけるのか?それが頭脳戦ではなく、運任せのロシアン・ルーレットだというから驚きですね。
そうは言っても裏があるんでしょ?と思わず深読みしたくなりますが、さてどんなラストを迎えるのでしょうか?
わたしの愛した灰色の脳細胞・・・天才は考え続ける。「IQ246 華麗なる事件簿」最終話あらすじネタバレ。
法門寺沙羅駆への射殺命令は撤回されず、沙羅駆と賢正、奏子の三人は機動隊に追われます。そしてマリア・Tの策略で、奏子は沙羅駆をかばい、銃弾に倒れてしまいました。
胸に被弾し、血を流す奏子。「わたし……死にたくない……」
沙羅駆の怒りは頂点に達し、警察の機密情報を盗み出そうと言い出します。が、そんな彼を押しとどめたのは瀕死の状態の奏子自身でした。
「犯罪に手を染めちゃダメですよ……それじゃマリア・Tと同じです……」我に返り、マリア・Tの裏の裏をかいて奏子を救った沙羅駆は、彼女が北鎌倉の自邸にいると知って急ぎまいもどります。
そしてふたりは、最後の大勝負を始めるのでした。
マリア・Tは毒入りのカプセルを複数用意していました。お互いに選んだカプセルを相手に飲ませようというのです。
「毒薬をふたつにしてくれ」沙羅駆の提案は、どちらも同時に死ぬかもしれない状況を作り出しました。よりスリルのある展開に、マリア・Tは笑みを浮かべます。
ふたりは静かに薬を飲み続け、とうとう最後の勝負となりました。結果は、沙羅駆の強運が勝ちました。
「なぜ……わたしを道連れにすることもできたはずだ」マリア・Tは苦しい息の下、答えます。死にゆく世界に未練はない、と。
「さよなら……わたしの愛した灰色の脳細胞……」マリア・Tは、そうして死んでしまうはずでした。しかし、沙羅駆はそれを許しません。胃洗浄をし、命を救った彼女に特別な首輪をつけました。
犯罪衝動に反応し、IQを犬並みに下げてしまうという装置です。
これで彼女は恐ろしい犯罪を計画することができなくなりました。その高い知能は、もっぱら沙羅駆との知的遊戯に費やされます。奏子は無事手術を終えて護衛係に復帰しました。
「あのふたりはお互い……好き、なんでしょうか?」「さあ、わかりません」賢正はにっこりと答えます。
天才の気持ちは天才にしかわからないのでしょう。
続編は、法門寺探偵事務所?天才の子供も気になる「IQ246 華麗なる事件簿」最終話感想
……というわけで、なんと沙羅駆とマリア・Tがふたりで平和に暮らしちゃってますけど!すごい大団円でびっくりしました!
あんな犯罪者を許していいのか、って気もしますけど、彼女の中にはドロドロした憎悪だとか怨念みたいなものはまったく無くて、賢さゆえの孤独や情緒の欠乏の方が目立ちますね。
このまま沙羅駆や奏子ちゃんと関わっていけば、もしかして人間らしい心を持つようになるのかもな~と感じました。
沙羅駆も奏子ちゃんに愛を感じるのかと思っていたら、そこはそうでもなくて。年相応、頭脳相応にマリア・Tを愛するような雰囲気で、ほっとしました。大人の関係ですね。
最後の最後、ディーンさまの大活劇を観ることができてたいへんよろしゅうございましたね。やっぱり最高級品質の執事なだけあります。
あれっ眼鏡は?と思いましたが、前回のマリア・T襲撃の時点で外してましたね。
眼鏡外すアクションも観たかったけど、そこは仕方がありません。狭い通路で向かってくる機動隊員をなぎ倒すディーンさま……ステキ。
牽制のスマホの着信音が「燃えよ!ドラゴン」ですものね~。格闘技オタクに違いないですよ。
瀕死の奏子ちゃんを軽々とお姫様だっこする姿も良かったです!太鳳ちゃん、そこそこ体重ありそうですけど、全然重さを感じさせませんでした。いや~、理想の執事だわ。
くだらない世界を終わりにするためにマリア・Tがやったことは、犯罪教唆だったり、個人情報にアクセスさせろ、だったり、全体を見ると「なんでやねん」という感もあります。
しかしそれを強引に納得させる中谷美紀さんの妖しい美しさが印象的でした。あれだけのことをしておいて、最後はみんなに許されて北鎌倉邸で暮らすという不思議な結末も、彼女の存在感あってこそですよね。
もしかしてもしかすると、まかりまちがってふたりの間にものすごいIQを持つベビーが産まれちゃったりして。
執事だって何代も続くわけですから、賢正さんもどこかでどうにかなるんですよね、きっと。
もう奏子ちゃんも警察なんか辞めてしまって、みんなで探偵事務所を開いたらどうかと思うのですが、どうでしょう?そんな続きがあったら、ぜひ観てみたいです!