2017年4月から始まるドラマ「4号警備」
主演はドラマ「ラストコップ」で唐沢寿明さんとのバディが記憶に新しい窪田正孝。
その役は民間警備会社のボディガード。そして、その相棒には北村一輝さん。
ドラマのヒロインには朝ドラ「とと姉ちゃん」でも話題になった阿部純子さん。それぞれの登場人物の複雑な過去と、それぞれの「守りたいもの」が交錯する、ヒューマンドラマになるようです。「4号警備」の主な舞台は、民間警備会社「ガードキーパーズ」そこでボディガードという職業に就く人たち。
まずはあらすじをご紹介いたします。
窪田正孝と北村一輝のでこぼこバディ「4号警備」あらすじ
警備会社「ガードキーパーズ」の警備員・朝比奈(窪田正孝)は、ある日「4号警備」の任務を命じられる。警備の中でも最も危険で、スキルを求められる仕事。朝比奈は身体能力に優れているが、普段は明るく、いたって軽いノリの若者。もとは警察官だったが、ある“挫折”のために退官し、警備の世界に入った。彼の相棒・バディに指名されたのは、石丸(北村一輝)という冴えない男。かつては会社社長だったが、警備員になってからは、その慎重すぎる性格ゆえ「臆病者」のレッテルを貼られた男。
「なぜ自分がこんなヤツとコンビを?」ふたりは互いに文句を言うが、上司の池山(片岡鶴太郎)には何やらねらいがあるらしく、意味ありげに笑うばかり。一方、「ガードキーパーズ」2代目女社長・本田(木村多江)は、果たしてこのコンビでうまくいくのかと心配する。
朝比奈と石丸はしょっちゅう対立しながらも、さまざまな事情を抱えた人々の身辺警護に挑む。
盲目の男性、ブラック企業の社長、市長選に立候補した主婦・・・。そんな中ふたりは、ストーカー被害に悩まされている上野(阿部純子)という女性と出会い、同志となる。彼ら三人は身辺警護を通してクライアントたちの“生きざま”に触れ、己の過去にも向き合ってゆく。
ドラマ「ラストコップ」以来の窪田正孝が組むバディはへなちょこ?「4号警備」キャストをご紹介
窪田正孝(くぼたまさたか) 朝比奈準人(あさひなはやと)
民間警備会社ガードキーパーズ警備員。警官時代の挫折のため、警備の職に就く。普段は明るく若者的なノリ。「依頼人は必ず守る」という使命を強く持つ。住まいは格闘技ジムの二階。「警察は人を守れない」と考えている。4号警備に就く前は1、2号警備に就いていた。石丸のことを「シシマル」と呼ぶ。
1988年8月6日。神奈川県出身。男三人兄弟の末っ子。ドラマ「TH LAST COP -ラストコップ-」「平清盛」映画「東京喰種トーキョーグール」「ヒーローマニア」
北村一輝(きたむらかずき) 石丸賢吾(いしまるけんご)
慎重な性格で自他共認める臆病者。一生交通誘導員でいいと考えていたが、4号警備に配属される。過去に会社を経営し、結婚もしていたが、妻と娘・楓とは別居し一人暮らし。
1969年7月17日。大阪府大阪市出身。ドラマ「あなたの隣に誰かいる」「世界一難しい恋」映画「映画 怪物くん」「羊の木」
阿部純子(あべじゅんこ) 上野由宇
ホテルのフロント係だったが、ストーカーに狙われ、4号警備を依頼。後に、ガードキーパーズの一員として、朝比奈らの同僚になる。
1993年5月7日。大阪府出身。ドラマ「理想の息子」「とと姉ちゃん」映画「2つ目の窓」 「リアル鬼ごっこ2」で演技をみた柴田監督から「必ず日本を代表する女優の一人になる」と言われる。
濱田マリ 金沢茜
ガードキーパーズ金庫番。経理、事務以外にも、分析やリサーチ能力が高い。本田社長を敬愛する。
1968年12月27日。兵庫県神戸市須磨区出身。ドラマ「私立探偵濱マイク」映画「ヒロイン失格」「いぬやしき」
高木渉(たかぎわたる) 遠藤恵輔
ガードキーパーズ警備部リーダー。本田や金沢に頭が上がらない。
1966年7月25日。千葉県君津市出身。声優。アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」「名探偵コナン」ドラマ「真田丸」 山口勝平と関智一と高木とで「さんにんのかい」という3人芝居のユニットを結成
神戸浩(かんべひろし) 山田剛志
格闘ジムの清掃員。朝比奈と同様住み込んでジムにいる。
1963年5月28日。愛知県名古屋市出身。ドラマ「花子とアン」「海底の君へ」映画「無能の人」「学校」
久保田紗友(くぼたさゆ) 松下楓
石丸の娘。高校生。両親の離婚後は石丸と別居。
2000年1月18日。北海道札幌市出身。ドラマ「べっぴんさん」「喧騒の街、静かな海」映画「僕は友達が少ない」「ハローグッバイ」
麿赤兒(まろあかじ) 江本六郎
朝比奈が間借りする総合格闘ジムのオーナー。
1943年2月23日。石川県金沢市出身。長男に映画監督の大森立嗣、次男に俳優の大森南朋。ドラマ「精霊の守り人 Ⅱ」「信長協奏曲」映画「キル・ビル」「関ヶ原」
木村多江(きむらたえ) 本田薫
ガードキーパーズ社長。亡き父から受け継いだ社長職だが、アパレル業に力を入れたいので、警備業は採算が取れればいいと考えている。池山とは意見が合わない。
1971年3月16日。東京都江東区出身。ドラマ「平清盛」「とと姉ちゃん」映画「ぐるりのこと」「ねこあつめの家」
片岡鶴太郎(かたおかつるたろう) 池山幸雄
ガードキーパーズ警備部長。朝比奈と石丸に「2人が組むから面白い」とコンビを組ませる。柔和な性格だが警備に対しては強い信念を持っている。元警視庁SP。
1954年12月21日。東京都荒川区西日暮里出身。ドラマ「とと姉ちゃん」「岡山発地域ドラマインディゴの恋人」映画「座頭市」「ヒーローマニア-生活-」
賀来賢人(かくけんと) 小林三喜男
朝比奈の過去に深く関わる男。
1989年7月3日(27歳)。青山学院大学中退。妻は榮倉奈々。叔母に賀来千賀子。映画「銀色の雨」で初主演。「花燃ゆ」「勇者ヨシヒコと魔王の城」「スーパーサラリーマン左江内氏」
「4号警備」のみどころはNHKドラマ「精霊の守り人」とも重なるテーマ
それぞれの解決しきれていない「過去」と「守ること」について。
ちょうど同時期に放送されているNHK大河ファンタジー「精霊の守り人」のテーマの一つにもあるこの命題は非常に奥深いものがあります。
「人を殺すより、人を守るほうが難しい」
精霊の守り人の中でも、用心棒を仕事にする綾瀬はるか演じるバルサが、シーズン1では、一国の皇子を、そしてシーズン2では、虐げられる民で<破壊の神を宿した少女>を守るというのが、テーマにあるお話です。
まるでその物語に呼応するかのような「4号警備」というドラマ。
人を助けて守るというのは、それぞれの抱えているモノによってその答えが全く違うもの。物理的なものや精神的なもの、どこまですることが「守る」ことなのか。そんなことがこのドラマからは疑問として視聴者に投げかけられているようにも思えます。
スタッフを見ていくと脚本家には「ボーダーライン」「99.9-刑事専門弁護士-」の宇田学さん。プロデュースに「運命に、似た恋」の須崎岳さんと「坂の上の雲」の藤澤浩一さん。
監督/演出に須崎さんと同じく「運命に、似た恋」を担当していた石塚嘉さんや「とと姉ちゃん」「龍馬伝」の松園武大さん。同じく「龍馬伝」の宇佐川隆史さんらが、それぞれのエピソードごとに監督を務めるようです。
そして、更に、ドラマ「4号警備」のノベライズ作品も見逃せません。
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ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」などを手掛け、本作で脚本を担当する宇田学さんの世界をより深く楽しみたい方はぜひ読んでおきたい作品です。
登場人物たちの細やかな心理描写もはっきりと読むことができるかもしれませんね。