2017年4月から放送のドラマ フランケンシュタインの恋
主演は綾野剛。その役は怪物。ドラマのヒロインには二階堂ふみ。
描かれるのは不死の肉体を持つが人間に触れることのできない怪物と、いつ死ぬかわからない不治の病を抱える女性が悩みながらも生きていくという内容。
ここでは、出演者やスタッフがドラマを見ながら様々な裏話をするオーディオコメンタリーでの発言をまとめています。
Contents
- 第4話 大学の裏にあるという設定のお地蔵さんの祠と木は、スタッフが植えた オーディオコメンタリーメモ
- 第5話 山内さんの十勝は「ドキュメンタリー」レベル。ほぼ台本どおりであのリアルさ オーディオコメンタリーメモ
- 第6話 脇役で印象を残すのはある意味「ラク」(小栗旬 談) オーディオコメンタリーメモ
- 第7話 稲庭の最後のセリフは「世の中を止めた」名演 オーディオコメンタリーメモ
- 第8話 柳楽優弥から「目が綺麗」と言われた。でも名前間違えられた(篠原)オーディオコメンタリーメモ
- 第9話 最終話の室園と稲庭の結末には「びっくり。しっかり落ちたな」(綾野)オーディオコメンタリーメモ
- 第10話(最終)「オスプレイっぽいのは絶対NG」オーディオコメンタリーメモ
第4話 大学の裏にあるという設定のお地蔵さんの祠と木は、スタッフが植えた オーディオコメンタリーメモ
コメンタリー出演:葉山奨之・光石研・篠原篤・川栄李奈・綾野剛
- 「飯塚、室園好き」説が浮上
- リリエのクジャクのピアスに驚き?
- 深志研の中では、願う力が「恋」という図式
- 稲庭は研さんの乾物かを目撃して「心の渋滞」
- 仕事中に研さんは落ちたシーンは、実際に綾野剛本人があのビルから飛び降りて撮影
- 白いキノコは研の不安定な気持ちで、人に危害を与えるという設定
- 大学の裏にあるという設定のお地蔵さんの祠と木は、スタッフが植えた
第5話 山内さんの十勝は「ドキュメンタリー」レベル。ほぼ台本どおりであのリアルさ オーディオコメンタリーメモ
コメンタリー出演:山内圭哉・新井浩文・綾野剛
- 山内さんの十勝は「ドキュメンタリー」レベル。ほぼ台本どおりであのリアルさ
- それに対して、リリエの凪のような受けがいい関係性
- 大木までは道路から300メートルほど。沼津の街を見渡せるシーンのロケ地の方が登るうのがきつい
- 稲庭家は「サザエさん」
- 綾野剛と新井浩文はツボにはまってしまい、顔を見ると笑ってしまうのを必死にこらえているシーンがある
- 関西弁は心が緩む(綾野)
- ちゃー、しばき聞かへんか?=お茶飲みに行こう
- 新井浩文と二階堂ふみは初共演シーン
- 怪物の衣装は服だけで4kgある、そして、暑い
- 深志研の役柄的に、食べながら話すという芝居が考えられないので、食事シーンはほとんど食べていない
- 第6話の「はよ帰ってくれ」はツボ
第6話 脇役で印象を残すのはある意味「ラク」(小栗旬 談) オーディオコメンタリーメモ
コメンタリー出演:柳楽優弥・綾野剛
- 役として「普通」の青年・稲庭を演じる柳楽優弥の凄さ。ポーンと落とし込む感覚
- 個性的な役でガチガチに固めることも重要だけど演技として「普通」に自分をさらけ出すことも大事
- 脇役で印象を残すのはある意味「ラク」(小栗旬 談)
- 主役がトップで徐々に降りていくという作品における「ピラミッド」はあった方がいい(柳楽)
- 「主役以外をたたせるのが、主役」が最も魅力的
- 水沢エレナさんはいい匂い(柳楽)
- ラジオに出演した深志研がピンマイクを必要以上に近づけて話しているのは、マイクをつけていることを伝えるための仕草
- 子役の横山歩くんの「オフビート芝居」がやばい
- ドラマ作品の現場で子役が入ることによって、大人の「想定外」が作られて新鮮
第7話 稲庭の最後のセリフは「世の中を止めた」名演 オーディオコメンタリーメモ
コメンタリー出演:新井浩文・綾野剛・柳楽優弥・光石研・川栄李奈
- 中華料理屋のタイトルバックの時の、稲庭のフリー演技がなぞ(笑)
- 映画は「オフビート演技」で十分伝わる
- 「オフビート」の反対はたっぷり演技。例:香川照之
- 深志研の衣装は澤田石和寛がデザイン
- 深志研の衣装の左手のファーは森で住んでいたときに大切に育てていた動物を衣服の一部に使っているという設定。
- 深志研と津軽継実の関係は「母と子」的な関係
- 深志研から出てくるものがキノコじゃなかったら「花」がよかった(柳楽)
- もしくは、「クリスタル」
- 深志研が生出演した公開ラジオで、柳楽優弥と二階堂ふみは別の日に撮影している(2人はステージ上のイスを見ていた)
- 稲庭の最後のセリフは「世の中を止めた」名演
第8話 柳楽優弥から「目が綺麗」と言われた。でも名前間違えられた(篠原)オーディオコメンタリーメモ
コメンタリー出演:大西礼芳・中村無何有・篠原篤・葉山奨之・綾野剛
- 玉名「ビフィズス菌とかの?」
- 工務店でのNGは篠原のせいが多い
- ストーリー上、深志研の着てる服はすごく臭いはず
- 調子こいたアドリブはバッサリカットされる(篠原)
- 工務店チームはラジオチームには負けたくない。特に人柄で勝つ
- 稲庭が深志研に怒りをぶつけるシーンで、段取りでは「泣けねー」と漏らしていたのに、あの演技。本番への持って行き方がすごい
- 室園は立ち姿がかっこいい
- 柳楽優弥から「目が綺麗」と言われた。でも名前間違えられた(篠原)
- 稲庭が深志研に怒りをぶつけるシーンはセット解体の日。役としても、本人としても「もう終わってしまう」と思って、ドライの時点で泣いていた(玉名)
- 篠原の髪型が「アイパー」ぎみ
- 斎藤工とは20ごろからの付き合い。今でも使っている宣材写真を取ってくれたのもあ斎藤工(綾野)
- もみあげが長い人は「別世界の人物」 例:ルパン、田村正和、京本政樹・・・
- 深志研の葛藤は「ピュアゆえに何かを気づけてしまう」ところ
- 呼六は7人兄弟の6人目。ころく=孤独という裏設定もある
- 津軽継実の持病の「ブランチ病」は架空の病気
- 深志研が達筆なのは、体か覚えているから
- 記憶を取り戻すことで、無垢な感覚を少なくして大人な深志研になる
第9話 最終話の室園と稲庭の結末には「びっくり。しっかり落ちたな」(綾野)オーディオコメンタリーメモ
コメンタリー出演:綾野剛・柳楽優弥・光石研・川栄李奈
- ラジオのシーンでは、新井浩文と綾野剛は感極まってしまった。新井浩文は最後の天草ソングをは入れなくてもいいと言った
- 山部呼六と深志健太郎博士が初めてあるシーンは5分くらいの長回し、しかも、綾野剛はずっと喋りっぱなしの名演
- プロデューサーからの要望で、呼六は深志研とは全く反対のキャラクターにした
- 室園と稲庭の結末には「びっくり。しっかり落ちたな」(綾野)
- 恋が不自由だった120年前に先という女性は恋に前のめりだった
- 呼六とサキの写真の笑顔はミスリード(やりすぎた)かと思った(綾野)
- 有路なる作 品は、役者として自由度が硬いのでチャレンジできる。能力を試される。
- 呼六シリーズは4日間ほどて撮り終える
- 涙拭う鶴丸先生にぐっとくる
- 光石研「見ちゃうんだよ(コメンタリーなのに)」
- ラジオ出演後に都会の人混みの中を帰るシーンは、車から出て1分くらいで撮影が終了した。ちなみに、新宿(綾野)
- 病院にやってきた稲庭の登場の仕方で一悶着
- 俳優は感謝することが多いからか、神様に守られてる手相が出やすい(柳楽)
- 研史上初の「ピンクの胞子」
- 研究所のロケ地は世界遺産の「富岡製糸場」
第10話(最終)「オスプレイっぽいのは絶対NG」オーディオコメンタリーメモ
コメンタリー出演:綾野剛・狩山俊輔(演出)・茂山佳則(演出)・河野英裕(P)・宇佐美晴久(制作)・木幡和弘(照明)・前田謙吾(美術進行)・山科(装飾)・大倉寛子(P)
- 稲庭の父が息子と電話している作業場は、ロケ地の地下の本当の作業場
- 深志研の住む山の遠景は3D合成
- 鶴丸教授が電話線を切ったのは、電話を投げるのがNGだったため
- 120年前のシーンで撮影されている山は3つ
- 鶴丸教授の砂糖入れは「トゥルーロマンス」のクリスチャン・スレーターが元ネタ
- 地蔵の横の木は4日間かけて植えた。6月18日に完全撤去
- もつ鍋がに立っていないのは、ちゃんとした演出(綾野・山科)
- 研と継実が抱き合っていた川沿いのシーンの川面に映る照明は照明部の仕込み。川に映るキラキラが出したかった
- 研を連れて行こうとした保健所のトラックは、キッチンカー
- 川栄李奈は免許を持っていないので、車運転のはCG処理している
- 警察から出てきた稲庭と室園が帰るシーンの最後の方の柳楽はアドリブ
- 研の山小屋の1階には「何があって、何があってはいけないのか」が難しかった(山科)
- 研の山小屋の天窓に鳥の巣や奥に滝など美術部の遊びもあったが、出番が少なかった
- 森のシーンなどのカラコレは、ドラマではあまり使わない色あいにするほどこだわった
- 津軽が転がって研が助けるというのは、120年前のシーンの逆説的な暗喩
- その再会のシーンのライティングで山の中まで20kgくらいの照明を運んだ
- 冬の雪のシーンは全て合成
- 飛行船の飛んでいくシーンに対して、プロデューサーの河野は「オスプレイっぽいのは絶対NG」だった。台本には「数十年後」のみの記述だった
- エンディングソングの後のシーンは、およそ50年後の設定
- 深志研は170歳まで生きている
何と言ってもこのドラマの注目は沼津というロケーションでしょう。怪物が住んでいる小屋や津軽さんと出会った印象的な大きな杉の木のあるシーンなどすべて沼津での撮影です。