アメリカ上級国民一族の裏側|映画「アダムスファミリー」ネタバレ

2019年からコロナパンデミックの最中の2021年にかけて劇場版アニメがリメイク作として公開された「アダムスファミリー」シリーズ。

「アダムスファミリー」は元々、一コママンガとして雑誌「ザ・ニューヨーカー」に連載されていたものでしたが、ビートルズが来日し、一気にスターダムへ駆け上った時期である1964年に初のテレビドラマ化、1973年にはテレビアニメ化されました。

今回取り上げる1991年公開の実写映画版は、テレビドラマの設定を引き継ぎ大ヒット。第三作までの構想がありながらも、主演予定だった俳優の死により、その企画が頓挫したという曰く付きの作品。

平成に入ったばかりで、バブルが崩壊した直後の1991年は、インターネットの「ワールドワイドウェブ」が開設された年であり、「ナイラ証言」というプロパガンダから始まった「湾岸戦争」開始の年でした。

ビル・ゲイツの別荘は、JAL123便事故を起こした犯人たち(九鬼家、青山家、李家)の悪魔崇拝施設だった!! | RAPT理論+α

そんな1991年に公開された今作、果たしてどんな現実とのつながりがあるのでしょうか。

ということでフィクションと現実を繋ぐメディア「ネタバレさん2.0」。

今回の題材は1991年公開、2022年9月30日地上波放送の映画「アダムスファミリー」です。

あらすじをサクッと完全ネタバレ

クリスマスの時期。
先祖代々の墓地のとともにそびえ立つ不気味な巨大屋敷。ここにはアダムス家が住んでいる。人が住んでいるにも関わらずまるで幽霊屋敷。特に長男フェスターの部屋は蜘蛛の巣がかかり埃だらけ。なぜなら、彼は25年間にも渡り行方不明になり、部屋はそのままになっていたからだった。
25回目の降霊会の日。次男で、現在のアダムス家の当主ゴメズは、これまでの降霊会で一度も兄を呼ぶことができず、兄はもうこの世界にはいないのかもしれないと落胆していた。

アダムス家の顧問弁護士のタリー・アルフォードがやってくる。彼は高利貸しに借金をしており、借金返済のために度々アダムス家の財産を狙い、ゴメズに事業をやらせて名義を自分にすることで、金を手に入れようと画策するが、一度もうまくいかずにいた。
高利貸しのグレイブン夫人に返済を迫られる中、彼女の息子ゴードンが、フェスターにそっくりなことに気づいたアルフォードは、グレイブン夫人にある計画を持ちかける。それは、ゴードンを変装させ、フェスターになりすますことで、アダムス家の財産を奪い取ろうという計画だった。

こうしてゴードンは「バミューダトライアングルで奇跡的に発見されたフェスター」としてアダムス家に潜り込むことに成功。クレイブン夫人は精神科医になりすまし、アダムス家を誘導する。

それは降霊会の日の日の出来事だった。

ゴードンは、アダムス家と暮らすうちに心を開き、反対に、お金のためにと息子に変装させる血のつながらない養母である・クレイブン夫人に不信感を抱き始める。
ある日ゴメズの娘・ウェンズデーに計画のことがバレてしまう。
同じ頃、弁護士のアルフォードは、アダムス家の相続権がフェスターにあることを知り、アダムス家の隣人で、アダムス家から迷惑行為を受けてたウォーマック判事と手を組む。こうしてアルフォードとグレイブン夫人は裁判に持ち込んだ末に、屋敷からゴメズと使用人たちアダムスファミリー全員を追い出すことに成功するのだった。

新たな生活を始めたアダム家の面々はそれぞれに社会に入り込もうとしていた。しかし社会での生活に馴染めないゴメズを見かねたゴメズの妻・モーティシアは、館に訪れたさいに、捕まって拷問にかけられ、金庫のありかを教えるよう言われる。
そこへハンドに妻の危機を教えられたゴメズがやってきて、モーティシアを助け出す。この際に養母のグレイブン夫人と仲違いしたゴードンは、本のタイトルと同じ現象が起きるアダムズ家の本棚から「ハリケーン・アイリーン」を取り出し、アルフォードとグレイブン夫人を嵐で墓場へ吹き飛ばし騒動は決着を迎える。

7ヶ月後の10月31日のハロウィーン。
嵐に巻き込まれた際に稲妻に打たれたゴードンは、全ての記憶を取り戻し、自分が本当のフェスターであることを知る。かつて兄ゴメズとの色恋沙汰の末にバミューダトライアングルへ追いやられたフェスターを拾ったのがグレイブン夫人で、グレイブン夫人に育てられると同時に、精神科医でもある彼女の言われるがままに行動するようになっていたのだった。
こうして行方不明だった兄フェスターと暮らし始めたアダムス家は、「死者よ、目覚めよゲーム」で、死者たちを墓から蘇らせていた。

上級国民はみんな親族

世の中には「名家(めいか)」と呼ばれる人たちがいます。

伝統ある家柄のことであり、良家、旧家と似たような意味です。

地主のようでもあり、その地域に古くから住んでいて、街の発展にとって欠かせない存在と言えるでしょう。伝統や「しきたり」を重んじる家柄とも言えます。

今は、「上級国民」といった方が、通りがいいかもしれません。

詳細は国によってそれぞれですが、ここでいう名家は、北アメリカ大陸の先住民を追いやって「入植」した、ヨーロッパ出身の人たちのことです。

1600年頃にアメリカに移住し、その土地の代表者として「アメリカ建国」の際にも大きな役割を果たしたのが、「アダムスファミリー」です。

正確には「アダムズ家(Adams family)」ですが、雑誌に一コママンガ「アダムスファミリー」を発表していたのが、この一族の一員のチャールズ・アダムズという人物でした。

このアダムズ一族はとにかく上級国民。

二人以上のアメリカ合衆国大統領を輩出しているのはハリソン家、ルーズベルト家、ブッシュ家とこのアダムズ家のみ。

さらにアダムズ家の血縁関係にある大統領や副大統領に、ミラード・フィルモア、ウィリアム・ハワード・タフト、カルビン・クーリッジ、ディック・チェイニーなどがいます。

アダムズ家 – Wikipedia

彼らはハーバード大学を拠点とする一族としても知られていて、ハーバード大学の寮の名前に「アダムズハウス」があり、フランクリン・ルーズベルト大統領やヘンリー・キッシンジャーが、この寮で暮らしていたといいます。

トヨタもヘンリ・キッシンジャーも李家かつ群馬人脈 庶民を家畜と見なし人口削減する彼らのおぞましき実態 | RAPT理論+α

【李家による日本侵略計画】日本で働くベトナム人45.3万人、国籍別1位に 犯罪件数増加・治安の悪化の原因に | RAPT理論+α

そのほかの親族にボールドウィン家、スペンサー家がいて、「ボールドウィン家」からは、「ミッションインポッシブル」のハンリー長官役などで知られるアレック・ボールドウィンやジャスティン・ビーバーの妻・ヘイリーなどがその子孫です。

またボールドウィン一族は1620年頃にアメリカに入植した「ピューリタン(マサチューセッツ州プリマス)」が祖先(ジョン・ハウランド)で、同じくアダムズ一族も、1633年頃にマサチューセッツに入植した一族でした。

ジェレミー・アダムズという人物が所有していた土地の一部に、現在もハーバード大学の建物があります。

ジェレミー・アダムス – ウィキペディア、フリー百科事典

さらにフリーメイソンに似た友愛団体の「ファイ・ベータ・カッパ」にヘンリー・アダムズ(ハーバード大学・1872年)の名前が見えますが、フランクリン・ルーズベルトやアマゾン創業者のジェフ・ベゾス、ヘレン・ケラーなどもこの友愛団体「ファイベータカッパ」のメンバーでした。

彼らは成績も家柄も優秀な、超エリートで、アイビーリーグ、セブンシスターズの出身者は、もれなく、「ファイベータカッパ」に入るようです。まるで日本の「三田会」のようです。

日本人はなじめない、アメリカの超学歴社会 | 日本の教育では、「本物の日本人」は生まれない | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

この「ファイベータカッパ」は1960年代に「共産主義の思想を受けていた組織」と言われていたそうです。

1960年代、ヴァンダービルト大学のドナルド・デビッドソン教授は、ファイ・ベータ・カッパは共産主義者の影響下にあると主張した. [26]

ファイ・ベータ・カッパ – ウィキペディア、フリー百科事典

赤の思想に染められたのがギリシャ系思想を受け継ぐ「ファイベータカッパ」であり、アダムズ家は上級国民中の上級国民と言えるのではないでしょうか。

当時の上流階級がどのよう様子だったのかを知りたい方は、U-NEXTで配信されている「ギルデッド・エイジ –ニューヨーク黄金時代-(The Gilded Age)」という作品をお勧めします。

彼ら名家と、ロスチャイルドやロックフェラーなど、当時新たに台頭してきたユダヤ系富豪の間にあった格差や軋轢が描かれています。

ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代- – Wikipedia

そして彼らは「オールドマネー」とも呼ばれていますが、この「オールドマネー」の人たちのライフスタイルを「ブランド」として確立したのが、ロシア系アメリカ人が立ち上げた「ポロ/ラルフローレン」と言われています。

デザイン・マーケティング・ブランドの起源 改訂版 Kindle版

原作者の出身大学の一つ「コルゲート大学」が地味にすごい

原作者のチャールズ・アダムズの経歴を見ると一年間だけ「コルゲート大学(ニューヨーク州ハミルトン)」に籍を置いています。

日本ではほとんど聞いたことのない名前の大学ですが、意外な影響力があります。

まず、コルゲート大学は、「ヒドゥン・アイビー」に選ばれる私立大学で、学校に伝わるそのエピソードに「13」という数字が使われていて、いかにもイルミナティ的です。

RAPT | アルバート・パイクが予言した第三次世界大戦について。

「1817年に、13人の男たち(6人の聖職者と7人の平信徒)がハミルトンに集まり学校(「ニューヨーク州バプテスト教育会」)を設立した。当時ハミルトンは開拓者村で、設立者全員の所持金は合わせて13ドルしかなかった」。そのため、コルゲート大学の教員や学生にとっては「13」がもっとも大切な数になっている。

コルゲート大学 – Wikipedia

現在では一般的になった「DNA」や「遺伝子」という言葉あります。

RAPT | RAPT×読者対談〈第112弾〉現代科学の知識はどこまで本当か。

【じげもんの常識をブッ壊せ!!】Vol.13 – ダーウィンの進化論は間違いだと既に科学的に証明されている!! つまり、この世に創造主は存在する!! | RAPT理論+α

警察が犯人逮捕の証拠に使ったり、血縁関係があるのかを調べるときに「遺伝子」などが登場しますが、これらDNAや遺伝子を「実体があるものにした」という業績を持つ人物がこのコルゲート大学の出身でした。

オズワルド・セオドア・アベリー(エイブリーとも。 Oswald Theodore Avery 、1877年10月21日 – 1955年2月2日)は、カナダ生まれのアメリカ人医師・医学研究者。彼の業績の多くはニューヨーク市のロックフェラー病院でなされた。アベリーは最初の分子生物学者の一人であり、免疫化学の創始者でもあった。彼の業績でもっともよく知られたものは、共同研究者のColin MacLeoudおよびマクリン・マッカーティ(Maclyn McCarty)とともに行った1944年の発見である(アベリー-マクロード-マッカーティの実験)。それは、DNAが遺伝子の実体であるという発見であった。

オズワルド・アベリー – Wikipedia

最近では「ゲノム編集」が何かと話題ですが、よくよく話を聞くと、あるウイルス(細菌)を細胞に入れることで意図的に「突然変異」させて「品種改良」をしていることを、「ゲノム編集」と言っているようです。

ガリレオXという番組では、野菜の栽培には「細菌」を使ってゲノム編集をしていると説明していました。その概要は以下の通りです。

植物のゲノム編集の場合は、細菌を利用する。植物の細胞は硬い殻で覆われているので、酵素を入れることが難しい。アグロバクテリウム(細菌)の溶液に、葉っぱを切断して細菌を感染させ、細胞内に鋏(クリスパーキャス9)を入れる。

『ガリレオX』|BSフジ2021年11月7日(日) 第245回「世界初のゲノム編集食品 トマトとサバが変える食の未来」

さらにはあの「ウォーターゲート事件」の首謀者で「もみ消し」をした人物もここコルゲート大学の出身でした。

ジョン・ウェズレー・ディーン3世(John Wesley Dean III, 1938年10月14日 – )は、1970年から1973年までリチャード・ニクソン大統領の法律顧問。ウォーターゲート事件の首謀者であり、そのもみ消しに奔走して、その後訴追免除と引き換えに上院ウォーターゲート特別委員会で重要証言を行った人物。オハイオ州アクロン出身。

ジョン・ディーン – Wikipedia

音楽好きではなくても一度は聞いたことがあるクリスマスソングに「赤鼻のトナカイ」があります。

ユダヤ人のこの作曲者もコルゲート大学出身です。

ジョニー・マークス(Johnny Marks、1909年11月10日 – 1985年9月3日)は、アメリカ合衆国のソングライター。ユダヤ系であったが[1][2]、クリスマスソングを書き、「赤鼻のトナカイ」(ジーン・オートリー(英語版)などでヒットした)、「Rockin’ Around the Christmas Tree」(ブレンダ・リーでヒット)、「A Holly Jolly Christmas」(クイント・シスターズ (the Quinto Sisters) が吹き込み、後にはバール・アイヴスも録音した)、「Silver and Gold」(バール・アイヴスが録音)、「Run Rudolph Run」(チャック・ベリーが録音)など、クリスマス休暇の時期にふさわしいスタンダード曲を数多く残した。

ジョニー・マークス – Wikipedia
赤鼻のトナカイなどの作曲者ジョニー・マークス

このジョニー・マークスは、マンハッタンの区長を務めた家柄の一族で、まさに、ニューヨークの「名家・オールドマネー」と言った人でしょうか。

どこかしら「ベネディクト・カンバーバッジ」に似ているのは、きっと、近い親戚なのでしょう。実際に、カンバーバッジは王族と血縁関係と言われています。

ベネディクト・ティモシー・カールトン・カンバーバッチ(Benedict Timothy Carlton Cumberbatch[1], CBE, 1976年7月20日[1] – )は、イギリスの俳優。イングランド・ロンドン・ハマースミス出身[1]。15世紀のイングランド王・リチャード3世の血縁[3]。2015年、大英帝国勲章・コマンダーを受賞[4]。

ベネディクト・カンバーバッチ – Wikipedia

他にも、チャーリー・パーカー、マイルス・デイビス、ローランド・カークと共演したことのあるアンドリュー・ヒルも、コルゲート大学の出身。

アンドリュー・ヒル – Wikipedia

まとめ

「ファイベータカッパ」のところで紹介した東洋経済の記事にはアメリカの「超学歴社会」のことが紹介されていましたが、これは日本も全く同じ構造であることが明らかになっています。

RAPT | RAPT×読者対談〈第116弾〉受験戦争の闇。イルミナティの裏口入学。

安倍晋三の親戚「斎木陽平」 が“ゲイ”だとカミングアウトし、LGBT思想を広めるために衆院選の立候補を検討 | RAPT理論+α

【創価信者、かつ天皇と竹中平蔵と安倍晋三の親戚】ひろゆきがコロナワクチンを接種し、大した副反応はないと庶民を洗脳 | RAPT理論+α

【出来レース】トップYouTuberたちは、ほとんど全員上級国民 | RAPT理論+α

ポンコツ探偵役がハマる“超”上級国民・櫻井翔の素顔 | RAPT理論+α

また、アメリカの歴史に直接的に出てくることは少ないですが、「ファイベータカッパ」が共産主義と目されていたことがあり、その中国共産党の思想は、アメリカにも入り込んでいました。

特に、中国共産党の政治家たちは、「人間の心」というものを無くしてしまった、サイコパスだと言われています。

ユダヤ人は全世界に散らばり、各国に潜伏して富や権力を吸い尽くしてきた寄生虫 | RAPT理論+α

RAPT | 悪魔崇拝者たちの多くが多重人格者であり、幼少期から虐待を受けてきたという現実。

アダムスファミリーで描かれる「グロテスクな世界」は、彼らの心の苦しみを映像にしたようで、見るに耐えないというところが正直なところです。

このような真実を知り、無益な時間を過ごすことなく、より良い世界に変わっていくことを願っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)