「ドラえもん」で有名な、藤子・F・不二雄さんの作品が原作のドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」の第9話あらすじと感想です。
ネタバレしていますので、ネタバレありえない!という方は「ページを戻って」くださいね。
第9話は最終回を目前に、視聴率も急上昇で第8話から4.2%上昇の10.5%まで行きました。最終回は菅田将暉さんがゲストで登場するとのことなので、もっと数字が伸びそうですね。
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万年係長米倉と万年係長左江内!?ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第9話あらすじ【ネタバレ】
誰もが予想しなかった簑島課長(高橋克実)の部長昇進。藤子建設営業三課課長には島耕作(宅麻伸)が新たに就任する。円子はママ友からの話で簑島の昇進を聞き、左江内(堤真一)が昇進すると勘違い。左江内は家族が喜ぶ顔をみて、他の人が課長に就任したということ言えずにいた。
ラーメン屋の行列に割り込もうとする男(高橋努)を個人的な感情から必要以上に懲らしめてしまう。家にかえると家族が「昇進サプライズパーティ」をしていたが、昇進はしていないことを正直に伝える。
夜中の3時にSOSがあり、向かった先は自らの勤務するフジコ建設社長(風間杜夫)宅だった。強盗犯(やべきょうすけ)を倒し左江内は「忘却光線」を出さずに立ち去る。
翌日社長から呼び出され勇気を評価され部長に任命される。しかしそのことで、簑島が課長に降格となったことを知り、簑島の妻が大きく落胆知るところを見て悩む。
ベンチで座っていると、そこに米倉(佐藤二朗)がやってきて、自分も万年係長で「仕事を辞めたい」と左江内に悩みを話す。米倉は仕事は好きだが競争が嫌いといい、左江内も共感する。
勝ち組か負け組か?と聞いてくる米倉に初対面なのに失礼だなというと、米倉は「私たちは初対面ではないんですよ」という。
左江内「万年係長はつらいですね。」
米倉「いやでもね。最近、仕事が好きならそれでいいんじゃないかと思い始めたんですよ。家族には迷惑かけますけどね。ただ、稼ぎのいい私を好きなわけでもない。とまぁ私は信じてます。私の妻がね。」
左江内「あっ、結婚されてるんですね」
米倉「してないように見えます?」
左江内「いやぁ、顔が大きいから」
米倉「ちょっ、それ関係ないな。顔の大きさ。びっくりした。急になにいいだす?ね。顔の大きさ関係ない。ちなみにね、私子供もいますよ」
左江内「子供の顔も大きいんですか(笑)」
米倉「(笑)あなたちょいちょい失礼だな。確かに私の子供じゃっかん顔大きいけどね、でもあなたにそんなことを言われる筋合いはないですよ」
左江内「まァ確かにそうですね・・・」
賑やかな若者の集団が近くに来たため左江内が「帰りますか?」と米倉に声をかけるがそこには誰もいなくなっていた。「あれ、ここに誰かいたよな?あれ、誰かと話した気がしたけど・・・」
左江内は社長を誘拐して簑島が助けたことにすれば、社長は簑島を部長にすると考え、池杉(賀来賢人)とともに社長を誘拐するが、酒を飲みすぎた簑島が暴走して、社長にすべてがバレてしまう。
三人はクビを言い渡されるが、翌日取り消され、三人は今まで通りの役職に戻る。
佐藤二朗さん演じる米倉の様子がいつもと違う・・・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第9話感想
今回もパロディ満載で全部はわからなかったけど、全体的にはとても楽しく見ることができました。
正直「あぶない刑事」のところは「メン・イン・ブラック」だと勘違いしてました(笑)なにげにビートたけしのモノマネをぶっこんでくるきょんきょんは大好きです(笑)個人的なベストは、左江内の最強にやる気のない飛び方でした(笑)
そして、その先で左江内が解決した、ラーメン屋の行列問題。
あのシーン原作では「割りこみ許すまじ」という章が似たような設定で、バスの割り込みで二人の男性がケンカしていたところに駆けつけ、割り込みした男性をボコボコにしちゃうという話があります。
しかもドラマと同じような設定で、年下の社員が課長になったことを妻の円子が冗談で左江内に話しそれにたいして声を荒げてしまう、という事があった日の出来事で、順番を守らない男性をボコボコにしてしまい、気づくと男性が一万円をおいて逃げていき、後日そのお金を返すというストーリーでした。
更に、今回、風間杜夫さんが藤子建設の社長として登場し、強盗に入られ左江内が助けますが、そこも似たような話が原作に登場します。
原作コミックでは、社長ではなく、影響力のある大株主という設定ですが、柔道の有段者で、犯人に金を要求されて「金はあるが、お前に渡すような金はない!」というセリフもほとんどそのまま使われていてちょっぴり感動しました。ガラスを割って、分割で返済するみたいな話もそのままです。
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ちなみに、公式さんがツイートしていた「熱海殺人事件ネタ」と言うのは、つかこうへいさんのの戯曲で小説化、映画化、舞台化もされた「熱海殺人事件」のことで、風間杜夫さんも出演していたからだったようですね。
その「熱海殺人事件」のあらすじは、大したことのない事件を、刑事がなんとか大きな事件にしようとするというストーリーだそうで、ムロツヨシさん演じる小池刑事が「熱海で起きた、ちゃちな殺人を、大層な大それた事件に仕立て上げちゃったりしてもいいんでしょ?」というセリフが意味していたのはそういうことだったんですね。勉強になりました〜
そして、いよいよドラマ「スーパーサラリーマン 左江内氏」来週で最終回。寂しいですが仕方ない。是非続編を!と期待が高まる作品ですが、何よりも気になったのは、米倉の存在。
これまで、お笑い担当のコーナーだったのに、今回は割りと大人しめの佐藤二朗さんコーナーでした。意味深な登場で、しかも、次週予告では、米倉が重要な人物だったということが明かされるようです・・・
個人的にはもう答えを決めてしまったので、次週を見てどうなるかの答え合わせをするだけです(笑)。皆さんはどんな予測をしますか?
やっぱり左江内さんが言った「あれ、ここに誰かいたよな?あれ、誰かと話した気がしたけど・・・」という言葉がヒントなのではないでしょうか?