IQ246~華麗なる事件簿~第4話は、
国仲涼子さんをゲストに迎えた華やかな難事件でした。
織田祐二演じる法門寺沙羅駆の天才的な頭脳が今回も事件を見事に解決します。
しかもなかなかトリッキーな謎が仕掛けられた脚本で、
視聴者の多くが「騙された!」と口惜しい思いをしたのではないでしょうか。
ディーンさまのアクションが拝めなかったのは残念でしたが……。
ドラマ「IQ246 華麗なる事件簿」第4話あらすじネタバレ!
美しく才能あるピアニスト 二本松由里(国仲涼子)は、
傲慢な医師 土門(金田明夫)を殺害します。
すべては「13」なる人物に示唆された筋書き通り。
完全犯罪のはずでしたが、法門寺沙羅駆(織田祐二)が、またもや捜査に乗り出します。
50階のタワーマンションで起こった天空の密室殺人。
一度は由里のアリバイを崩しかけた沙羅駆の前に、
再びそそり立った完璧なアリバイは、土門本人が作り出したものでした。
実は、土門と由里は実の親子だったのです。
ナイフで刺された土門は一度は意識を取り戻したのですが、
娘をかばうために自ら死を選び、彼女のアリバイを完璧に仕上げたのでした。
しかし、ふたりの関係を看破した沙羅駆は、犯罪を見過ごすことはできませんでした。
由里を罠にかけ、決定的な物証を押さえた沙羅駆は、
警察に連行される由里を哀しい目で見送るのでした。
まるで沙羅駆に挑み続けるかのように次々と犯罪教唆を続ける「13」ことマリア・Tとは、誰なのでしょうか?
代々法門寺家に仕え続ける執事、賢丈と賢正親子はその秘密の一端を知っているようです。
ドラマ「IQ246 華麗なる事件簿」第4話感想!
今回は、あっと驚く意外な結末でしたね~。
犯人である由里も知らないところで事件が展開し、視聴者も煙に巻かれてしまいました。
密室殺人ということで、本格推理らしい見応えがありました。
推理ものの基本、
フーダニット(誰が殺したのか)ハウダニット(どうやって殺したのか)についてははっきりしていたのですが、
ホワイダニット(なぜ殺したのか)については最後まで明かされず、これがドラマの鍵となりました。
由里と土門が言い争う冒頭のシーンで、去って行く土門の車を見つめる由里がそっと腹部に手を当てますね。
ここで多くの視聴者は、由里と土門が愛人関係にあるとミスリードされてしまったのではないかと思います。
この印象に騙されて、新しく生まれた8時のアリバイに惑わされてしまいました。
犯人の由里自身も何がなんだかわからない状況でしたので、余計に謎が深まっていましたね。
ふたりが親子ではないか、と疑った法門寺の根拠が少し弱い気もしますが、IQ246の天才が閃くことですから、しょうがない。
司法解剖の結果、土門が二度殺されたように見えた点も、推理を混乱させる一因でした。
もしかして「13」の正体は監察医の森本(中谷美紀)か?という疑いもあるため、彼女の見解もそのまま受け取るのはあやしい気がしましたし。
殺害方法自体は単純でしたが、グレープフルーツや静電気など、細かい仕掛けが多くて最後まで真相が見えませんでした。
結局由里が土門を殺したのは肉親の愛ゆえ、そして土門が死を選んだのも肉親への愛ゆえだったわけです。
う~ん、深かったな。
今回は残念ながらディーンさまには見せ場なしでした。
でも最後の葉巻のシーンはさすがにかっこよかった!執事のくせにプライベートでは太巻きの葉巻を吸う男、賢正。
しかも一服吸ってすぐに揉み消しましたよ。
やっぱり庶民とは違う……と変なところで感心したりして。
眠り薬を仕込んだ豆乳を用意周到に持ち歩く男、賢正。
このよくわからないバランスが好きです。
お父さんの賢丈と一緒に、若様を守るため「13」に挑んでゆくのでしょうか?
3年前に何があったのか?まだまだ謎の多い執事一族です。
だいたい苗字もないの?この人たちは。
頭はいいけれど芸術の素養は無さそうな沙羅駆が、ピアニストの由里にほのかな恋心を抱いていたような印象も受けました。
変人だし、見た目はだいぶんおっさん臭いのでそういうのはあんまり似合わなかったかな~。
でも謎解きのシーンは素晴らしいホールで、貴族らしいゴージャスさが演出されていて良かったと思います。
武蔵野音楽大学のバッハザールというコンサートホールだそうです。美しかったですね。
ピアニストが犯人という設定のため、ドラマの中ではさまざまな楽曲が使われ、オリジナル曲も作られたとか。
クラシック好きの方は楽しめたのではないでしょうか。
ドラマ「IQ246 華麗なる事件簿」第5話あらすじと予想!
次回、ゲストは成宮寛貴さんです。
新進気鋭のアーティストという役どころなので、こちらも楽しみです。
予告編を観ると、太鳳ちゃんがディーンさまに抱きついてますが、
「惚れっぽい性格」という初期設定が
そろそろ生かされる展開になるのか?と期待してしまいますね。
たぶん、ディーンさまがお父さんみたいに太鳳ちゃんを扱うことになるだろうと思いますけど。
でも、優しく「奏子さま」と呼ばれ続けていたら、ときめいちゃっても仕方がないですよね~。
正直「13」の正体より、そっちの方が気になって仕方がありません。
来週は寝ないでがんばってね!太鳳ちゃん!