精霊の守人Ⅱ悲しき破壊神の第2話は、イケメンたちが次々に苦難の道に立たされるハード展開です。
ドM視聴者のみなさまにおかれましては「いいぞもっとやれ」的なワクワク感で盛り上がっていらっしゃることと思いますが、正直いかがお過ごしでしょうか。
シーズンⅠはバルサとチャグム王子のどこか心温まる成長譚を楽しめた守人シリーズですが、Ⅱでは「戦争」という重いテーマが物語の中心に置かれています。
アスラの憎しみ、チャグムの苦悩といった人間の負の感情を通して若者が成長していく過程が描かれるようです。
第2話では早速の犠牲者がひとり。
それでも!王子の涙が美しい……不謹慎だけどそんな感想の第2話あらすじはこちらです!
第2シーズンの該当する原作は以下の4作品などです。
シーズン2「悲しき破壊神」第2話あらすじ
破壊神を胸に宿す少女アスラ(鈴木梨央)と兄チキサを連れて、バルサ(綾瀬はるか)とタンダ(東出昌大)は逃走します。
しかし、ロタ王国の刺客シハナ(真木ようこ)がアスラを確保。バルサは襲いかかる炎の幻をふりきって馬上の戦闘を仕掛け、少女を救い出します。
このバルサとシハナの小競り合いがかっこいいんですよ~。
お互い馬で疾走しながらガツガツとぶつかり合う荒々しさが、今後のふたりの関係を表現していると思います。
女の身で闘うことを生業としたふたりは、本質的に水と油なんでしょうね。どっちが強いのか、気になるところです。
しかし、タンダとチキサはシハナたちに捕まり、人質となってしまいました。いやマジでしっかりしろよ、男ども。
一方、単隻をあてがわれて戦争に赴いたチャグム王子(板垣瑞生)は、父帝には内緒でロタ国王に会いに行きます。
王子はロタと同盟を結ぼうと考えているのです。南方の大陸から新ヨゴを攻略しようとするタルシュ帝国にあらがうには、間に挟まっているロタが味方になってくれないと困るんですよね。
しかし国王は好意を示してくれるものの、国内情勢を鑑みて同盟を結んではくれませんでした。
仕方なく「援軍として来ました!」とサンガル王国に接触すると、この援軍要請自体が罠であったわけで。
船員たちは捕虜にされ、チャグムも身分を隠して敵船に乗り込みました。ただ、海軍提督のトーサ(伊武雅刀)は船を明け渡すことをよしとせず、すべてを燃やして船とともに死んでいったのです。
壮絶。でも死ななきゃダメだったかなぁ、トーサよ。チャグム、めっちゃ泣いてたよ。 今回、バルサはちょっと陰が薄い感じ。
いや、薄いっていうか、彼女は彼女らしく存在していて、まだ変化が見えないのですね。アスラはチャグムと違って「憎しみ」にとらわれていて、心の中に怨嗟の炎が燃えている傷ついた子供です。
シハナもまた、非常に荒々しくギラついた女戦士でしょ。
タンダが言ったように「バルサの強さは底なしの優しさから来てる」わけで、「ちょっと落ち着けおまえたち」みたいな困惑が見てとれます。
バルサもまた、どう動こうか考えている最中だから静かなんでしょうね。綾瀬はるか、黙ってたほうが演技に深味が出るという恐ろしい子。
真木ようこのやさぐれ演技はわりと薄っぺらくて、今のところはバルサに軍配かな。ふたりの対決、これから楽しみですね。
イケメンが苦しむハード展開に萌えてもいいですか?!シーズン2「悲しき破壊神」第2話感想
やはり見どころは男性陣の苦悩展開でしょう。特に、若いチャグムが流す涙の美しいことといったら……。
あれでしょうか、さすが10代のお肌が若いからなんでしょうか、大粒の涙がポロポロと玉になってこぼれていくのが愛おしくてですね、トーサじゃなくても「生きてくれ……!」と抱きしめたいところ。
ロタ国王の励ましシーンも「顔!顔近い!」とツッコまずにはいられませんでした。
ロタって国王が寝そべって謁見したり、アラブ系のにおいがするじゃないですか。調度品とか。
だからでしょうか、なんか妖しいというか、ムスク系のお香とか焚いてるんだろうな的なムードが漂っていてモヤモヤしましたね。
チャグムが純粋だから、余計に心配。親父に反抗して密使を送ってきたという若造ごときにやたら好意を示すロタ国王……。いや、心配です。
でもね、チャグムは本当に、国の行く末を見据えてがんばろうとしている偉い子なのです。
不純な視点でなく、応援してあげなくては。がんばれ、がんばれチャグム!細すぎて全然船員っぽく見えないけど、きっとジンやモンが守ってくれるから!
NHKが見いだし育てたといっても過言ではないディーン・フジオカの役は、ロタ国王の弟イーハンです。今回もちょっとだけ出てきましたね。
王様、咳き込んでて体が弱そうなので、たぶんイーハンがあとをついで新国王になるんでしょう。
賎民であるタルの娘と恋仲にあった国王を、国民は望むでしょうか?彼の行く末も前途洋々とは行かないようです。
でも恋仲にあったのってトリーシア(壇蜜)ですよね?あの人の子がチキサとアスラでしょ?え?ふたりともイーハンの子?……ってことはないよね。
いくら身分違いだとしてもチキサが生まれた時点でイーハンがほっとかないでしょう。
いや、完全にディーンさま基準で想像してますけど、イーハンが悪い人間だとは思えません。
それに、まだディーンさまは悪役やれるほど演技力がな……いやいやいや、あの端正なお顔だちは善人にしか見えないので、これでいいのです。
王位をついだらおひげを生やしてくれないかな、と密かに期待していますが。 囚われの身となったタンダも相変わらずの優しさでバルサを守っています。
幻影の中で後ろからそっとバルサを抱きしめるように腕をまわしたタンダは男前だったな~。タンダがいるから、バルサは闘いの日々を生き抜いてこられたんだと思いますよ。
優しい男は好みじゃない、という方には、初登場の密偵ヒュウゴ(鈴木亮平)をおすすめしておきますね。
あんな派手なナイフさばきを見せつけちゃうところにちょっとした自己顕示欲を感じます。密偵なのに。男ってバカですね。
彼はタルシュ帝国の密偵なので今後は物語に大きくかかわってくるでしょう。
これから世界が大きく動いていくはずで、登場人物たちは否応なく戦乱に巻き込まれていくんじゃないでしょうか。
アスラに宿る破壊神の存在が鍵となるでしょうね。
「見えないものが存在する世界なのだから、人間の思惑だけでどうにかなるもんじゃない」という世界観がドラマの行方を謎めいたものにしているようです。
本気で結末を知りたかったら原作を読むしかない!でも知らない方が面白いですよね。我慢して次回を楽しみに待ちましょう!
第2シーズンの該当する原作は以下の4作品などです。