【ネタバレ】広瀬すず主演「学校のカイダン」何度も見たくなる名言。プラチナ8の成田凌もすずぽんもマジ名演。

底辺の女子高生。

ドラマのあらすじは、そんな女子高生が「言葉」の力で学校の「カイダン」を頂上まで上り詰めるというお話。

ここでは、「今すぐ見たくなる名言」ということで、キャストのことや、印象的な名言をご紹介していきます。 まずはざっとキャストを振り返ります。

「学校のカイダン」キャスト。当時17歳広瀬すずと神木隆之介の怪演。

スピーチで頂点に上り詰める二人の主人公

春菜 ツバメ(はるな ツバメ) 広瀬すず このドラマの主人公。私立明蘭学園高等学校2年1組生徒で、元々通っていた学校が廃校となった影響で特サ枠生徒として明蘭学園に転校してきた。祖父の徳次郎と二人暮らし。プラチナ8の策謀により生徒会長に選ばれ、学園の実情を知って幻滅し校内の雰囲気を一新すべく奔走する。演説時にはピンク色のトラメガを使用する。
雫井 彗(しずくい けい)/伊勢崎 トオル(いせさき トオル)神木隆之介 口が達者な謎の天才スピーチライターで、ツバメの師匠にあたる人物。明蘭学園高特別採用プロジェクトの一期生で元生徒会長。いじめを受けていた特サ枠の生徒たちを庇ったため、彗に反感を抱いた当時のプラチナ枠の生徒達から、バレンタインデーの日に胴上げされた際に故意に地面に落とされ、現在も後遺症が残るほどの重傷を負わされた。しかし誉田が、学校が推進する特サ枠の維持および学校と自分の保身のために、その傷害事件を隠蔽した。

プラチナ8

明蘭学園の中でも絶対的な権力を持つ8人組の生徒。親が学園に多額の寄付金を収めている関係で権威を振りかざし「生徒会の裏執行部」とも呼ばれていたが、実際にはメンバーたちの両親が利己的な要求を過剰に突き付けていた影響もあった。

麻生 南(あそう みなみ) 石橋杏奈 プラチナ8のリーダー格で学園の女王として君臨。
香田 美森(こうだ みもり) 杉咲花 学園の女子生徒でも、言論の面で強い影響力を持っている。
須堂 夏樹(すどう なつき) 間宮祥太朗 プラチナ8のもう一人のリーダー格。
日向 タクト(ひなた タクト) 白洲迅 プラチナ8でも口先が非常に上手く明朗な性格だが、家庭での問題などもあって時に粗暴な一面を見せる。 
葉月 エミリー(はづき エミリー) 吉倉あおい 好意を寄せていた壺井とのスキャンダルが学園内に知れ渡り、生徒たちから反感を買ってしまう。
伊吹 玲奈(いぶき れな) 飯豊まりえ 南の策略でツバメのスピーチが彗の手によるものだったと暴露された際には、残りのプラチナ枠の生徒と共にツバメの追放運動に加担するも、最後にはツバメの真摯な態度で心を動かされ、これまでとは違って本心からツバメに力を貸すようになった。
大倉 陸(おおくら りく) 成田凌  父・龍平からは将来弁護士になるよう言われているが、本心では両親から進路を押し付けられることを良く思っておらず、将来は小説家になりたがっている。第8話では、自筆の小説でコンクール入りを果たすが、これを良く思わない金時からは誉田の計らいだったことを告げられ、自棄を起こして原稿を燃やしてボヤ騒ぎを起こしてしまい、停学処分を受ける。しかし、ツバメたちの尽力で処分は撤回され、以降は金時から真摯な応援を受けるようになった。
千崎 波留(せんざき はる) 健太郎 第6話にてツバメたちプラチナ8以外の生徒に対する侮蔑的態度に失望し、これまでの振る舞いを反省してツバメたちに謝罪した。

生徒会執行部

生徒会の執行機関。
油森 哲夫(あぶらもり てつお) 須賀健太 副会長。自身の退学騒動が起こったときにツバメに救われ、学校内では最も早くツバメの味方となる。 ツバメが彗に好意を抱いていることを気付く。
脇谷 玉子(わきや たまこ) 清水くるみ 会計。プラチナ8に脅されてツバメに責任をなすりつけようとしたが、逆にツバメが自ら責任をかぶったことで良心の呵責に苛まされる。最終的にはツバメと和解し、油森とともに良き味方となった。
甲羅 ちひろ(こうら ちひろ) 加藤諒 書記。愛称は「チョロリ」。
轟 治(とどろき はる) 柾木玲弥 広報。絵を描くことが趣味で、人間観察が好きな一面もある。
畠 ハタロウ(はた ハタロウ) 藤原薫 書記。音楽家の家庭に育ち、トランペットの演奏を趣味としている。
御手洗 いるま(みたらい いるま) 雨野宮将明(ハンプティ・ダンプティ) 庶務。運動は苦手で実家は中華料理屋を経営し、卒業後は家業を継ぐことを考えている。

教職員

壷井 冬真(つぼい とうま) 金子ノブアキ 2年1組担任教師。
響 すみれ(ひびき すみれ) 野波麻帆 スクールカウンセラー。以前は医者として病院に勤務していたが、諸般の事情から辞職している。
星 流也(ほし りゅうや) 金山一彦 体育教師。生徒会顧問。
金時 平男(きんとき ひらお) 生瀬勝久 教頭。学校運営の権力を事実上掌握し、「管理」と「教育」で学校の評判をものにしている。20年前までは非常に生徒想いの教師であり、当時指導していた高校の演劇部では生徒の前にタイツ姿で現れて夢を見ることの大切さを説いていた姿から「タイツ金時」と呼ばれていた。
誉田 蜜子(ほんだ みつこ) 浅野温子 理事長兼校長。 特別採用プロジェクトの発案者で推進者であり、言葉の力で学園に革命を起こそうとする特サ枠のツバメに対し、かつて明蘭学園を変えるべく尽力していた彗の面影を見て共感するような素振を見せているが、その一方では、不祥事の発覚でプラチナ枠の保護者からの見返りを失って特別採用プロジェクトが打ち切られ、自分の名誉に傷が付くことを恐れて、5年前に彗が後遺症に苦しむきっかけとなった傷害事件を隠蔽していた。

ドラマ「学校のカイダン」広瀬すずの名演で見る名言

やはりこのドラマのハイライトは最初のスピーチと最後のスピーチの始まり(冒頭)の部分。 「守りたいやつの悪口を言え」という共通する入り方をしているのが、すばらしいなと感じたポイントです。

最初は、原稿どおりに油森くんの悪口を言っていたツバメが、守りたいと思っている雫井彗に向かって自分の言葉で気持ちを表現しているという演出が素晴らしいです。

第1話の油森くんを救ったツバメのスピーチ

雫井 彗「覚悟をもったお前は今までより何倍も大きく見えるはずだ。一歩だ。一歩踏み出せ。それだけで世界は一変する。上がれない階段はない。さぁ、いけ!!歩け、そのまま胸を張ってあるき続けろ。」 (ツバメは講壇に立つ。目をつぶって、マイクを投げ捨てて、トラメガでスピーチを始める。彗が用意した原稿のはじめに書かれていたのは【守りたいやつの悪口を言え】)


春菜 ツバメ「私は油森哲夫なんか大っ嫌いだ。あんなヤツ退学になっても関係ねぇ!大体あいつは運動もできないし、キモいし、ある日いなくなったって誰も悲しまないし、気づかない。 だからあの救急レースも油森ひとりがやったことにすればいい。そうだ、あいつもやってた。あいつもやってた、アイツのせいにしよう、アイツのせいでいいじゃないか、そうしよう。こうして油森くんはすべての責任の一人で負うことになりました。けど・・・油森くんと私たちは、何が違うんでしょうか。 そして次の油森くんの役は誰がやるのでしょうか。あなたでしょうか。その隣のあなたでしょうか。それとも私なんでしょうか。この学校は正しいことなんて教えてくれません。油森くんは言いました。施設の人に謝りたいと。でも学校は言いました。謝るなと。(金時が止めるが、退学届けを見せると、校長が最後まで聞いてみようと言う) でも、それでも油森くんは・・・(油森くんが施設に謝りに行き、その後、プラチナ8にボコられる映像が流れる。プラチナ8の健太郎がその映像と事件と関係ないといい、生徒たちも流れに任せて賛同する。) (ツバメは「違う」といって再び口を開く。) だって・・・だってぜんぜん違うよ!!違う、そうじゃない!私達みんなが悪いんだ!誰が犯人とかじゃない!だって先生も、みんなも、私も・・・油森くんのせいにする空気に合わせた。だから!いつからだろう。学校は楽しいって自分に言い聞かせるようになったのいつからだろう。毎日次の日のことを考えて怯えるようになったの。明日無視されたらどう視聴、居場所がなくなってたらどうしよう。 それが怖くて・・・怖くて。だから私は、毎日三回神様にお願いするようになった。毎日毎日。神様どうか明日も、明日も何事もない一日になりますように。何かしくじって、誰かを怒らせたり、仲間はずれにされませんように。どうか、どうか私に順番が回ってきませんように。 だけど、神様はいつもちょっとだけ意地悪で、だから私もいじめる側にまわった。自分が弾かれないよう、やられてる子の悪口言って「一人弁当ウケる〜」とか爆笑して・・最低・・・そんな自分が嫌いで・・・大っ嫌いで!!!!けど、なんでいっつもこうなっちゃうんだろう。 やる方もきっとなんでかわかってなくて、やられる方もなんでやられてるのかわかってなくて。それでも我慢我慢って笑って。間違ってることも間違ってるって言えなくて見ないふりしてる。私はもう、そんなの嫌だ。だから私は、変えたい。この学校を変えたい。このヘンテコな世界を・・・変えたい。 (原稿を読む)これが私の所信表明です。 生徒会長。春菜ツバメ。」


誉田校長はおもしろいじゃないと言って、油森くんの退学は取り消しになる。 プラチナ8の誘導でほとんどの生徒が物を投げる。まだまだプラチナ8の顔色を伺っている生徒たち。

第10話の彗を救ったツバメのスピーチ

誉田校長、彗、ツバメの三者合同会見。 過去の事件を消したように、明蘭高校を売り払おうとする誉田に、自殺することで誉田校長を道連れにしようとする彗。思い出のネクタイで自らの首を閉めようとする彗に・・・


「バーカ!そんな物で道連れにできるか!伊勢崎トオル!いえ、雫井彗!お前に教えてやる。お前こそクズだ!過去に囚われ、前を見ることも進むこともできない。その上自分を消し去ろうなんて、甘ったれの弱虫!クズ中のクズだ!(手に持っていた旗を彗に投げる) あなたの思いをなかったコトにするんですか。これでおしまいで、本当にいいんですか!?違う!あなたの伝えたかったことはこんなことではないはず!すべてを消し去ることでおしまいになんかしちゃいけない!思いを伝えることを諦めちゃいけないんだ!校長も。 (書類を見せて)これは校長の引き出しに大切にしまってあった、伊勢崎トオルの生徒名簿です。この名簿には、卒業でもなく、退学でもなく、留年という判が押されています。そしてこれと一緒においてあったものは、何度も何度も読み返した跡のある伊勢崎トオルの夢の詰まった論文です。校長はいつかあなたの夢見た学校が作れたとき、あなたに学校に戻ってきてほしいと考えていた。そうではありませんか、校長。 そして伊勢崎トオルさん、あなたも未だ学校に退学届けを出してはいない。あなたの本当の願いは、復讐なんかじゃない!失ってしまった高校生活を取り戻すことじゃありませんか。だから必死に学校を変えようとした。なのに、本当のことを伝えるのが怖くて逃げて憎しみでごまかして、丸ごと全部なかったことにしようとしている。でも・・・全部なかったことになんか、できないよ。あなたは私に言葉が世界を変えると教えてくれた。でもこの世界には言葉の力より、かけがえのないものがある。あなたは3日ですべてが忘れられるといったけど、私たちはあなたを忘れることなんてできない!だって・・・あなたが消えたら、私の人生が変わっちゃうから!(ツバメは彗にキスをする) 無かったことになんかできない・・・一緒に学校に行こう?上がれない階段はない。(彗は号泣し、立ち上がりもう一度学校に通いたいと誉田校長に伝える。誉田校長は売却の契約書類をその場で破る。)」

プラチナ8の成田凌と広瀬すずの共演作!熱愛報道のあった2人の演技から目が離せない。

広瀬すずといえば、映画での出演を数多くして、様々な役に挑戦してどんどん演技の実力を伸ばしていますね。 そして、成田凌も「逃げ恥」へも出演し、徐々に主役への階段を登っているように思えます。 「学校のカイダン」での広瀬すずは初の主演作でしかも長台詞の多い中、感情的な演技には素晴らしいものがありました。スピーチ以外の演技で「おやっ?」と感じる部分もありましたが、ツバメという、芯の強い女の子をこれ以上ない演技でやりきったのではないかと思います。

そして、成田凌も、思春期の悩みを抱えるという男子高校生の役を、嫌味にならない演技でドラマの重要な脇役として出演していました。 2017年の1月に広瀬すずと成田凌との二人に熱愛報道がありましたが、このドラマでの共演があったことと関係があるのかもしれません。 広瀬すずは、2017年に高校を卒業したことから、今後は女優として本格的に活動をすることでしょう。日本アカデミー賞の受賞もし、18歳でその演技の評価も非常に高いのもうなずけます。 すでにこのドラマの頃から、演技の中の一瞬の爆発力のようなものには、毎回、心が動かされました。 最近では映画「怒り」で、虐げられる女性という役をして、彼女にしか表現できない「何か」を演技で見せてくれたのではないでしょうか。

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