広瀬すず【なつぞら】ネタバレ。第127~132話(第22週) 仕事と育児の両立を周囲から助けられるなつ 5歳になった優

第100作目となる朝ドラ「なつぞら」

広瀬すず主演の今作は、戦争を機に両親を亡くし、兄妹とも別れ離れとなってしまった少女が主人公です。

身寄りのなくなった主人公・なつは、父親の戦友だった、北海道の酪農家の婿養子に引き取られ、牧場を手伝いながら高校を卒業し、漫画家を目指すというストーリー。

そんな朝ドラ「なつぞら」の各話ごとのあらすじをネタバレでご紹介します。

第22週あらすじ「なつよ、優しいわが子よ」127~132話 8月26日(月)〜8月31日(土)

坂場(中川大志)のマコプロダクションへの再就職が決まったものの、愛娘の優を預ける保育園が見つからない。そんな矢先、仲(井浦新)から東洋動画の勝負作「キックジャガー」の作画監督という大役を命ぜられる。なつ(広瀬すず)は保育ママを探そうとするが、共稼ぎ夫婦への風当たりは厳しく、途方に暮れる。そんな中、手を差し伸べたのは茜(渡辺麻友)だった。茜は東洋動画を辞め、子育てに専念していたが、なつには女性アニメーターの先駆者としてがんばってほしいと語る。なつは茜の応援を受け、育児と仕事の両立に励むが、そんなある日、優が熱を出していると茜から電話が入る。仕事を手放せないなつは坂場に電話するものの、連絡がつかない。

127

全てに落選したことから、保育園に娘・優を預けることができなくなってしまったなつ(広瀬すず)と坂場一久(中川大志)夫妻。
坂場が「マコプロダクション」で働く日が近づいていた中、ついになつに作画監督の話が持ち上がる。制作部長・佐藤利之(橋本じゅん)の話によると、キックボクシングを題材にした漫画「キックジャガー」をテレビアニメ化するにあたり、物語の主人公が孤児院出身で、孤児のために活躍するということから、なつに白羽の矢が立ったのだという。当時世間でもキックボクシングのスーパースター沢村忠が話題となっていて、ヒットは確実と言われていた。なつは託児所の問題が解決していない事情を仲 努(井浦新)に心配されながらも、もともと覚悟していたことだと、作画監督を引き受ける。
「私はバカだあ。バカな母親は始末が悪いの。」仕事に対しての覚悟は決まっていたものの、優をどうすればいいか答えのでない不安を神地航也(染谷将太)に吐露するなつ。
こうして帰宅したなつは、優の世話をしてくれる人を募集するためのポスターを自作で作ることにするが、そこへ麻子(貫地谷しほり)がやってくる。優の預け先が決まらないことを坂場から聞いた麻子は、できることはないかと協力に来たという。麻子の顔を見てホッとしたなつは、思わず目に涙を浮かべる。作画監督になり「キックジャガー」をアニメ化することを伝えると、麻子は勉強のために「キックジャガー」を読んでいて、アニメ会社として先を越されたを悔しさをにじませる。そこへ突如、下山克己 (川島明)と茜 (渡辺麻友)夫妻がやってきて、気づけば坂場家には、かつて東洋動画で数々の修羅場をともにくぐり抜けてきた戦友たちが集まっていた。

第128話

娘の優の預け先が決まらず困っていたなつ(広瀬すず)。そのことを知った神地航也(染谷将太)は、1歳になる優の世話をしてくれないかと茜 (渡辺麻友)と下山克己 (川島明)夫妻に相談。なつも坂場一久(中川大志)も、その申し出を喜んで受け入れ、翌年の1969年4月から、茜に預かってもらうことになる。初めて優を茜に預けに行った日は、坂場が「マコプロ」に勤務し、坂場がアニメに復帰する日でもあった。しかし、なつは別れ際にぐずる優に心が引き裂かれる思いに苦しんでいた。
こうして「キックジャガー」の作画監督としての初日を迎えたなつは、荒々しい線が特徴のクロッキー調の線をそのまま利用した作画を提案するなど、めまぐるしく仕事に追われる。こうして茜のところに迎えに行けたのは夜八時を回った頃だったが、仕事と育児を両立できるように奮闘する日々がスタートしていた。

第129話

なつ(広瀬すず)の職場にかかってきたのは優が風邪をひいてしまったという茜 (渡辺麻友)からの電話だった。仕事を抜けられず、兄の咲太郎(岡田将生)に引き取ってもらい、看病を頼んだなつ。咲太郎は、優とわずかな時間しか過ごせないなつを可哀想だと思いながらも、どことなく千遥(清原果耶)に似ている優を一緒に守ると約束する。その後帰宅した坂場一久(中川大志)は、優が熱を出したことを聞き、この日行なっていた打ち合わせを調整して家で仕事ができるようになったので、優を看病することができるという。坂場は、三人で頑張って乗り越えようとなつを励まし、なつもまた、一つ一つ乗り越えながら、優と同じように母親として強く成長していくのだった。
周りの協力を得ながら3年がたった1972年9月。優(増田光桜)は4歳になり、「キックジャガー」も大ヒットを飛ばし、放送中が続いていた。3歳から保育園に通うようになった優だったが、保育園の預かりが終わる6時以降は相変わらず茜の家に世話になっていた。ある日、公園で遊びたいという優を、なつが仕事を理由に断る。その夜は、絵本を読み聞かせ一緒に寝たなつ。その翌朝なつが目を覚ますと優はテーブルに座っていた。なつが様子を見にいくと、優はなつが持ち帰った原画に落書きしてしまっていた。

第130話

優(増田光桜)は、仕事が大変ななつ(広瀬すず)を手伝って休んでほしいと思い、原画に絵を描いたのだという。優の思いを知って、怒ってしまった事を謝るなつ。しかし、優が描いた絵を見た坂場一久(中川大志)となつは、その画力に「我が子は天才だ!」と喜んでいた。
そんな中、「キックジャガー」にも最終回が迫り、演出家からは、最後は黙って去る「男の美学」を打ち出すべきだといわれる。腑に落ちないなつは、「もしもキックジャガーに会えたらなんてい?」と優に聞いてみたところ、「もう戦わなくていいよ」と声をかけると言われる。
こうしてなつは翌日の会議の中で、優の言葉を受けて思いついた最終回のアイデアを伝える。リング上で正体が暴かれてしまったキックジャガーは、最後に子供達に会いにいき、そこで子供達から「これ以上、戦わなくていい」と言われる。それでもキックジャガーは再び戦うことを決意し、素顔のキックボクサー中神拳矢としてリングに戻る…。
こうして最終回を迎えた「キックジャガー」大人気のまま放送が終了する。その頃、茜 (渡辺麻友)は二人目を身ごもっていて、なつたちは、二人目が生まれてくる来年の3月までには、優の新しい預け先を見つけなければならなくなる。その話を聞いていた優はある日、茜のところから帰らないとぐずり、明子(宝辺花帆美)の誕生日でもあったので、なつは優を茜の家に置いて帰宅することになる。

第131話

二人目の子供が生まれてきたら、茜 (渡辺麻友)と離れ離れになると聞いた優(増田光桜)は 長い時間を過ごした茜と離れたくないのではないか。なつ(広瀬すず)は、優の気持ちはよくわかると、坂場一久(中川大志)に説明する。しかしその夜中に茜から電話がかかってきて、なつと坂場は、泣き止まなくなってしまった優を茜の家に迎えにいく。なつは背中の優の温もりを感じ、一生忘れないと感じていた。
そんな中、「キックジャガー」を成功させたなつに、新しい作品の作画監督の話が浮上する。期待を持って新作「魔界の番長」の作画監督を打診されたなつだったが、暴力的なもの書きたくないという思いもあり、乗り気ではなかった。そんな中、仕上課の森田桃代(伊原六花)から、トレースマシンの導入ということもあり東洋動画をやめると聞いたなつ。しかも、新たな就職先は「マコプロダクション」で、桃代は東洋動画では美術がやっていた色指定をも含めた「仕上げ」の仕事を、「マコプロダクション」することになったという。
そんな中、仲 努(井浦新)から声をかけられたなつは、次回の作品には気が乗らないと思いを伝えるが、仲は「アニメーターとしてどこを目指すかはなつが決めるしかない。僕はそれを後押しするよ」と、これまでと変わらず、協力を惜しまない事を伝える。
「お迎えに来てくれてありがとう。」ある日の帰りに、優から嬉しい言葉をかけられたなつは、結局「魔界の番長」の作画監督の仕事を引き受ける決意をする。

第132話

1973年6月1日、優(増田光桜)は5歳の誕生日を迎える。そんなある日、空の雲に馬を見て馬に乗りたいという優になつ(広瀬すず)は、自分の誕生日の8月15日頃の夏休みに、北海道へ行って馬に乗ろうと約束する。
「魔界の番長」の製作もスタートし、これまで以上に優を迎えに行けない日も増える中、これまで優の子守をしていた茜 (渡辺麻友)に代わって、咲太郎(岡田将生)と光子(比嘉愛未)が、事務所に預かったりと協力してくれるようになっていた。周りの人たちの愛を受けて育てられていた優を見て、なつはまるで昔の自分のようだと思ったりしていた。
ある日曜日、農協と酪農家たちが立ち上げた「たんぽぽバター」に勤務していた夕見子(福地桃子)が、「たんぽぽ牛乳」の販路開拓のために上京する。さらに夕見子は、これを機に農協を辞めて、夫の実家であるお菓子屋「雪月」の販売を手伝うことになるともいう。
さらになつは夕見子から天陽(吉沢亮)が風邪をこじらせて入院した事を知る。
この頃、天陽のところの馬が死んでしまい、新たにトラクターを購入するために入院中でも絵を描いてお金を稼がなければ、農業をやっていけない状況になっていた。絵を描いて家族をも守っている天陽に、毎日見舞いに行っていた雪次郎(山田裕貴)も、「天陽おじちゃんはかっこいいな」と、息子の雪見(嶺岸煌桜)に話して聞かせていた。
天陽はただ「俺は俺でいたいだけ」というが、帯広の画廊とも契約し、北海道の賞も数多く受賞、その上で農業も辞めずにいたので、妻の靖枝(大原櫻子)たちも大変の思いをしていた。
なつは、優とともに、「天陽に会えるかも」と楽しみにしていたが、なつを見守るなつの父はある事を心配していた。「ああ、なつよどうか夏がまだ終わらないうちに…。」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)