桜庭ななみ主演ドラマ「13サーティーン」ネタバレ。実在の監禁・誘拐事件とのつながりは

朝ドラ「スカーレット」でも広く知られるようになった桜庭ななみを主演に迎え、イギリスBBCで放映されたドラマ「サーティーン/13 誘拐事件ファイル」を、東海テレビでリメイク。

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企画は、広瀬アリス主演ドラマ「明日の光をつかめ」など多数のプロデュースで知られる市野直親。

「オトナの土ドラ」枠初の「全四話」というボリュームでの放送、その上、当初は6月6日スタート予定だったところ、新型コロナウイルス感染症の流行による緊急事態宣言を受け撮影がストップ。その後、8月1日から正式に放送が開始されました。

「紅蓮華」でブレイクしていたLiSAの「愛錠」(あいじょう)が主題歌として抜擢。

今から13年前の2007年といえば、流行語大賞に「どげんかせんといかん」が受賞、軍隊式のエクササイズダンス「ビリーズブートキャンプ」が話題になり、今では当たり前となったスマホですが、Appleのスマートフォン、iPhone4が普及するようになったのは2010年。

今作は、13年間の監禁生活から逃げ出してきた女性が抱えていた秘密が徐々に明らかになっていくという構成のドラマで、それをきっかけに、バラバラになっていた家族との絆についても描かれたドラマです。

家族の再生が描かれるのは日本独自のもののようです。

キャスト・登場人物一覧

相川百合亜(桜庭ななみ)|今作の主人公。(8歳時:金恒那、13歳時:乃上桃音)
相川麻美(板谷由夏) |百合亜の母親
相川宗一(神保悟志)|百合亜の父親
相川千帆(石川瑠華)|百合亜の妹(4歳時:佐々木桜、9歳時:山崎莉里那)
永井敏彦(青柳翔)|百合亜の事件を担当する男性刑事
田辺佐緒里(遊井亮子)|百合亜の事件を担当する女性刑事。永井の上司。
広岡義之(久ヶ沢徹)|刑事。永井敏彦(青柳翔)と田辺佐緒里(遊井亮子)の上司。
日置渉(井上祐貴)|百合亜の中学校時代の恋人。ミサと婚約している。(13歳時:黒澤宏貴)
黒川一樹(藤森慎吾)|百合亜を誘拐した犯人。父親から虐待を受け、障害を持つ弟と同居し、認知症の母がいる。
松岡ミサ(高月彩良)|百合亜の恋人の渉の婚約者。百合亜とも知り合い。
黒川優樹(大窪人衛)|監禁されていた百合亜の監視役をしていた一樹の弟。
森麗花(野澤しおり)|一樹に誘拐される8歳の少女。

ストーリー・ネタバレ

エピソード1

13歳で失踪し、13年後、26歳の誕生日前に突如発見された相川百合亜(桜庭ななみ)。百合亜は事件のことについては詳しく話さず、捜査は困難を極める展開に。そんなか百合亜は、かつての恋人で、今は他の女性と婚約をしている渉(井上祐貴)に会いに行くなど、周囲には理解され難い行動をとる。警察は百合亜が監禁されていた家を割り出し、そこに百合亜と誘拐犯の黒川一樹(藤森慎吾)が二人でたのしげに写っている証明写真が発見される。そんな最中、一樹は新たに8歳の女児を誘拐する。

この時すでに百合亜の父・宗一(神保悟志)は一家とは別に他の女性のところで生活していて、相川家は崩壊状態。百合亜の中学校の担任だった岸先生と百合亜の母・麻美(板谷由夏)との特別な関係があることがほのめかされ、一樹(藤森慎吾)が、かつて百合亜の中学校の用務員で、今では検品工場などで働き、彼の母親は認知症で施設に入居し、戸籍にも名前のない、引きこもりの弟・優樹(大窪人衛)を養っていることが判明する。

エピソード2

監禁場所の床下から優樹(大窪人衛)の白骨化した遺体が発見され、その疑いの目が百合亜にも向けられるようになる。イケメン教師で百合亜と恋愛関係だったと学生の間で噂されていた岸先生は、実際は百合亜の母親と浮気をしていたことが判明。両親と妹に26歳の誕生日を祝われる百合亜は、再び渉と会い彼の気持ちを知り、優しく抱擁する。しかし、百合亜と男性が抱き合っている写真がネットで拡散され炎上。その後、渉が同級生で知人の女性と婚約していることを教えられた百合亜はショックのあまりやけ食いをするが、これまで姉とどう接していいかわからずにいた妹・千帆(石川瑠華)は、これを機に姉の思いを理解する。

エピソード3

一樹に監禁されながら「誰にも助けられない」と思い日々を過ごす中、監視役でそばにいて優しくしてくれた黒川の弟・勇樹に好意を抱いていた百合亜。百合亜が誘拐されたのは、百合亜が担任教師と母との不倫に気づき、不倫関係を辞めるように言いに会いに行ったことがきっかけだった。母親はその過去の事実を初めて夫と娘に謝る。

百合亜は三年前の誕生日に、監視役の勇樹の一瞬の隙をついて逃げようとするがちょうど帰宅した一樹にみつかり失敗。そのせいで勇樹が一樹に暴力を振るわれてしまう。その後、外出してぬいぐるみをプレゼントされた百合亜だったが、家に帰るなり「勇樹を殺せ、できなかったらゆりりん(百合亜)を殺す」と一樹に言われ、斧で勇樹を殺害する。自分の死を悟った勇樹が、躊躇する百合亜に力添えする形での最後だった。百合亜は、その日から誕生日が嫌いになったと話す。

そんな中、警察に一樹から連絡が入る。

エピソード4

悪いのは黒川一樹で、他の誰にも同じような思いをさせたくないと話す百合亜は、警察のおとり捜査に協力し、一樹と二人だけで会う約束を取り付ける。かつて誕生日に訪れた場所を待ち合わせにするが、誘拐されていた8歳の少女は助かったものの、百合亜は、再び一樹に連れ去れらてしまう。

一樹は父親に暴力を振るわれる家庭で、母親がいなくなってから自分が標的になり暴力を振るわれていたこと、そして、そんな時に百合亜に優しくされたことがきっかけで誘拐・監禁を続けていたことが判明。百合亜と共に練炭自殺をしようとする一樹だったが、百合亜は一樹にキスをして心を許したと思わせて唇を噛み逃走を試みる。酸素が薄くなり弱っている一樹に椅子で攻撃して部屋から逃げ出した百合亜。

こうして事件は解決を迎え、平和な日々が戻る。家族の間にあったわだかまりも、事件の最中に解決されていた。

ドラマでは描かれない行方不明の現実|感想・考察

まず初めに気になるのは、実際に「13年間監禁され生還した事件」があるのかどうかではないでしょうか。

全く同じものはありませんでしたが、調べてみるといつくか見つかりました。

鹿児島、野添希望さんは13年間どこに?新潟の少女監禁事件が浮かぶ | 森本尚樹の”社会面の作り方”

○女性3人を10年間監禁(米オハイオ州)事件まとめ – NAVER まとめ

それに関連して政治的に直接つながりそうなのがこちらの事件。

大阪小6少女誘拐 容疑者は「安倍晋太郎」金庫番の孫だった…父“自殺”のトラウマも | デイリー新潮

この事件では、少女誘拐・監禁の容疑者の父親が「大学での13年間」があり、その後、自殺。表向きは「交通事故死」となっているようです。

安倍晋太郎の口利きで入学した愛知医科大学で、医師国会試験に受からず、卒業の3年後に自殺したのでしょうか。

安倍晋太郎は、言わずもがな、安倍晋三首相の父親です。そんな、安倍人脈の中での事件という側面がありますが、ともかく、この事件の目的はやはりこれが目的だったようです。

伊藤容疑者は、昨年8月に少女を撮影し画像を保存したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)容疑で逮捕、起訴された。

茨城の中学生も誘拐した疑いで再逮捕 大阪小6誘拐事件:朝日新聞デジタル

児童ポルノがなくならないのは、このような人たちが目的もなく生きているということも一つの要因なのかもしれません。

また、先ほどリンクをはったアメリカの事件で、容疑者は「子供を産ませること」が一つの目的だったことも伺えます。

RAPT | 日本でも万単位の子供たちが行方不明になったまま放置されている。あなたはこの事実を知っていましたか。

RAPT | アメリカは異常なまでの誘拐大国。年間80万人の行方不明児童たち。

また劇中に「サルビアの花」についてのエピソードがありますが、同じタイトルの楽曲があります。

サルビアの花 – Wikipedia

作曲者はグループサウンズのジャックスの早川義夫で、妻の岩渕リリもこの楽曲をカバーしています。

岩渕リリの「リリ」は英語で「百合」で、今作の主人公の名前にも百合が入っているのは偶然でしょうか。

また今作の企画者は東海テレビで数々の作品を手がける市野直親ですが、市野直親は、愛知県立半田高等学校の卒業生のようで、母校で講演をしたことがあるようです。

その中では、担当作品で主演した広瀬アリスと今でも交流が続いていることが伺えます。

 40回生による柊陵セミナー (H30.10.29)
日 時 平成30年10月29日(月)
講 演 市野直親氏(半高40回生)
演 題 ありえないことの大切さ~テレビドラマの現場から~

10月29日、半田高校体育館にて柊陵セミナーが行われました。40回生を代表する講師は、市野直親君。東海テレビで20年にわたりドラマを作り続けているプロデューサーです。
 冒頭、「桃太郎をドラマ化するとしたらあなたはどうする?」という生徒への問いかけから始まりました。市野君のドラマに主演した女優、広瀬アリスさんが「半田高校のみなさーん、私なら・・・」とVTRで呼びかけると館内からは歓声が。その後は実際放送された映像を使ってのドラマ業界の裏話や撮影秘話、クイズなどを交え生徒たちの興味をぐっと引きつけました。

愛知県立半田高等学校柊会公式ホームページ

そしてなんとこの半田高校の出身者には著名人が多数

著名な出身者
政界
安江伸夫(参議院議員)
榊原伊三(元半田市長)
榊原純夫(半田市長)
鈴木淳雄(東海市長)
片岡憲彦(前常滑市長)
竹内啓二(阿久比町長)
財界
平岩外四(元経団連会長・東京電力会長)
榊原定征(関西電力取締役会会長・元東レ代表取締役会長・前経団連会長)
柏原康夫(元京都銀行代表取締役頭取・関西経済連合会副会長)
草間三郎(元セイコーエプソン代表取締役社長、会長)
山脇康(元日本郵船代表取締役副社長・日本パラリンピック委員会委員長)
官界
永田清(元愛知県副知事、元名古屋高速道路公社理事長)
学界
竹内理三(元東京大学史料編纂所所長・東京大学名誉教授、文化勲章受賞)
竹内昭夫(法学者・東京大学名誉教授)
平野眞一(元名古屋大学総長・上海交通大学講座教授)
竹内康浩(北海道大学大学院文学研究科教授)
小林正人(埼玉医科大学教授)
加藤幸次(教育学者、上智大学名誉教授)
片岡剛士(日本銀行政策委員会審議委員)
法曹
笠間治雄(元検事総長、弁護士)
マスコミ・芸能
森下桂吉(テレビ朝日アナウンサー)
広坂安伸(NHKアナウンサー)
三遊亭とん馬(落語家)
榊原信行(総合格闘技RIZIN FIGHTING FEDERATION運営会社社長)
文化人
新美南吉(児童文学作家)
家田荘子(ノンフィクション作家)
秋月達郎(作家)
竹内銃一郎(劇作家)
澤田ふじ子(作家)
西浦正記(映画監督)
村井修(写真家)
広坂早苗(歌人)

愛知県立半田高等学校 – Wikipedia

そしてなんと、こちらの記事によると電通を仕切っているのは、半田高校出身の榊原さんが会長の「経団連」だそう。

半田高校出身の榊原定征は、関西電力取締役会会長・元東レ代表取締役会長・前経団連会長で、半田市長にも「榊原氏」が二人いますね。

電通を仕切る悪の親玉、それが「経団連」:在日会長「日本人は正社員にしないヨ!」 : Kazumoto Iguchi’s blog 2

つまり、愛知県人脈がメディア・世論の中心とも考えられるわけですが、そんな愛知県出身のプロデューサーが、人身売買系統のドラマを作成している。

これはもしかして?と勘ぐる方もいるようで、以下のような意見もあるようです。

ということでやっぱりこのような結論にたどり着かざるを得ないのでしょうか。

RAPT | 悪魔崇拝と創価学会との関連性について。これまでの簡単なまとめ。

ちなみに13年間、行方不明で遺体で発見された野添希望の「野添氏」を調べると、薩摩藩の支配構造だった「門割制度」に由来があるとされています。

①地形。野に添う土地から。江戸時代にあった門割制度の野添門から。門の位置の例。鹿児島県鹿屋市田崎町、鹿児島県鹿屋市吾平町下名。熊本県宇土市新小路町が藩庁の宇土藩士、長崎県平戸市岩の上町が藩庁の平戸藩士、奈良県大和郡山市小泉町が藩庁の小泉藩士に江戸時代にあった。

「野添」さんの名字の由来、語源、分布。 – 日本姓氏語源辞典・人名力

でこれと同じ出自を持つのが、賀来賢人と結婚した榮倉奈々だそうです。

榮は栄の異体字で、意義は「さかんな」「はなやかな」です。まさに奈々さんにふさわしい文字です。
 岸良の榮倉(栄倉)さんは、薩摩藩の門割(かどわり)制度に由来します。
 門割制度とは、農民を数軒から多くても20軒程度のグループに分けて支配する制度です。そのグループには地名などからとられた門名(かどな)という名前が付けられ、門の頭である名頭(みょうず)とその配下に置かれた名子(なご)がいました。門の多くは血族から始まっているので、名頭は本家、名子は分家という場合がよくみられます。この門は集落の一ヶ所にまとまって住み、定期的に領主の命令で耕作地が交換されました。これはある門が不作地を長年にわたって耕作する不公平をなくすための措置です。

 岸良の門に榮倉門がありました。榮倉という門名の由来は、自分たちの倉庫が永遠に栄えるように、という願いを込めたものでしょう。鹿児島県の門名には栄国門など、「栄(榮)」文字を使ったものがほかにもあり、薩摩人にとって「榮」は好きな文字であったことが分かります。
 奈々さんのご先祖は榮倉門に属していた農民でした。
 そして明治5年(1872)に近代最初の戸籍である壬申(じんしん)戸籍に苗字を登録するとき、榮倉門の榮倉をそのまま苗字にしたのでしょう。

榮倉奈々の苗字を探る : ファミリーヒストリー あなただけの歴史

以上で、ドラマ「13 サーティーン」についてのネタバレと考察を終わります。

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