2021年に公開された映画「007 /ノー・タイム・トゥ・ダイ」。
ここではシリーズ25作目となる今作の内容をネタバレでご紹介しています。
完全にネタバレしていますので、ネタバレ厳禁という方は決して見ないでください。
では早速まいります。
まず今作の結末で最もショッキングだったのは、ジェームズ・ボンドが死んだことなのではないでしょうか。さらにショッキングだったのが、ヒロインとの間に血のつながった子供が生まれたことです。
これまでプレイボーイで妻子を持たないというイメージのキャラクターだった「ジェームズ・ボンド」でしたが、そのイメージが完全に覆った瞬間だったといえます。
もちろんこれは、ボンドを演じたダニエル・クレイグがボンド役を降りるという決定があってこそのストーリーでもあります。
正確に言えば、ボンドの遺体が発見された様子は描かれていませんが、同僚たちがボンドのことを弔っている姿は、彼が死んだということを意味していますし、最も感動的なシーンの一つでした。
そんなボンドが最後を迎えたのが悪役サフィンの所有する「ポイズンガーデン」という島でした。
実はこの「ポイズンガーデン」、シネマトゥデイの記事によると、本作の監督が日本の「直島」に行ったことから着想を得て、悪役サフィンのアジトのモチーフにしたと言われています。
それは悪役サフィン役のラミ・マレックも同様で、初期段階から話し合いが持たれた。サフィンは枯山水や盆栽、畳などアジトも衣装も日本風だが、これは日系のフクナガ監督が持ち込んだ要素なのだろうか?「はは(笑)。そこに僕の要素が入るのは避けられないよね。だけど、クラシックなボンド映画の悪役やアジトへのオマージュにもなっている。あと、この映画に取り組む1年前に直島(香川県)へ行ったんだけど、そこにある美術館がとても気に入ったんだ。建築家・安藤忠雄の美術館もあって。あれはそうしたいろんな影響から生まれたものだよ」
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芸術/アートによって町おこしをしている「ART SETOUCHI」の一部分である瀬戸内海の「直島」ですが、三浦春馬の死の真相を知っている方には、また違った意味で知られている場所といえます。
誤解を恐れずに言えばここは「少女買春や小児性愛者の拠点」なのです。
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最上段の記事で言及されていますが、俳優のキアヌ・リーブスも直島に訪れたことがあるそう。
今作の監督「キャリー・ジョージ・フクナガ」もまた、これらのグループの一員で、それを映画内に反映したということなでしょう。
また、今作ではMI6の兵器開発のスペシャリストとして古くからシリーズに登場していたキャラクターの「Q」が「同性愛者」だと言うことが判明しています。
そして不思議なことに、今作が公開された同じ2021年にはコミック版の「スーパーマン」でも、主人公が両性愛者だとカミングアウトしています。
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同性愛を含む「LGBT」を「善いもの」というイメージと共に広めようとしているのは悪魔崇拝者たちですが、今作の悪役「サフィン」を演じているラミ・マレックもまた、2018年の映画「ボヘミアン・ラプソディ」で、同性愛者であるフレディ・マーキュリーを演じていました。
そして、次期ジェームズ・ボンド役候補者の一人がヘンリー・カヴィルなのですが、彼は2016年から2022年までスーパーマンの映画シリーズで主人公「スーパーマン/クラーク・ケント」を演じています。
映画界がなぜこのように「この世の本来の法則」を破壊しようとしているのでしょうか。
理由の一つは「人間の霊の感度」を破壊したいからです。
映画などのフィクションを通して、現実とは別の世界を見せることで、私たちはそれも現実にあると思うようになりますが、同時に、「現実は小説より奇なり」で、現実には映画で描かれる以上に想像を絶することもあります。
聖書は「霊」について正確に書かれている唯一の書物ですが、現代人は、同じような「霊」が今も存在しているということを感知することができない人ばかりです。
それは悪魔崇拝者たちが「霊は存在しない」と映画やドラマや文学、マスコミを通して言い続けてきたからです。
そんなメディアの情報をそのまま受け入れる人たちにとって霊は「恐れるもの」となってしまい、超人的な霊力を持つ人を「精神異常」と言い排除してしまう世の中になってしまっています。
当サイトでは、映画やドラマなどのネタバレをお伝えしていますが、その根本には、映画やドラマにはこのような意図があって作られているということを理解して欲しいという思いもあります。
現在の映画やドラマはあまりにも霊魂にとって悪いものばかりだと感じます。根本的な救いは描かず、ただの謎解きや恐怖や暴力そして、性的な乱れを助長するようなものばかりが広まっています。
それらが危険だということをまず知ることが、ある種の洗脳から抜け出す方法です。メディアの歴史を知れば知るほど、「マスメディア」が「大衆支配の技術」だということがよくわかります。
不幸になるような生き方を捨てたいという方は、ぜひ以下の記事を参考にして正しい情報を得て欲しいと思います。
この世の中は、人々が霊的なものを感じられず、霊的なものを信じられず、不幸に生きるしかないように仕組まれていた(十二弟子・KAWATAさんの証) | RAPT理論+α
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黒幕の源流はイギリス情報部のMI6
劇中ではナノマシンを開発していたのはMI6だという設定です。
担当者だったMはこう話します。
「当初は味方を守るために開発されたが、それが悪用されてしまった。」
正直「言い訳」にしか聞こえません。
なぜなら、イギリスの王室は悪魔崇拝の中心の一つですし、この王に仕えるのがMI6でもあるからです。
またあらゆる映画で描かれますが、MI6はCIAと非常に仲良しです。CIAといえば、人身売買のネットワークだというのは有名な話です。
RAPT | 悪魔崇拝と創価学会との関連性について。これまでの簡単なまとめ。
今シリーズでも一貫して、ボンド中佐は、アメリカCIAのフィリックス・ライターと、ことあるごとに協力して任務にあったったりしています(敵対する時もありましたが)。
またスパイ小説で知られる作家のジョン・ル・カレは、MI6を通して、製薬会社がアフリカで行っていた悪事を知り、それをフィクションである小説で発表しながらも黙殺された、という過去があるようです。
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イギリス王室がいかに悪魔崇拝を行い、それによって多くの犠牲者が出ているという事実は以下のリンクをご覧ください。
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ジェームズ・ボンドのモデルは実在した
ジェームズ・ボンドの「モデル」がいることをご存知でしょうか。ウィリアム・スティーブンソンと言います。
William Stephenson – Wikipedia
上のWikipediaの翻訳によると彼の経歴は以下のようになります。
西側同盟国のための英国安全保障調整(BSC)の上級代表を務めたカナダの軍人、戦闘機パイロット、実業家、スパイマスター
William Stephenson – Wikipediaから一部を翻訳
彼は1920年代に「写真画像を無線で伝送するシステム」の特許を持ち、年間10万ポンドの収入があったそうです。そのほかにもラジオ、航空、自動車、建設、セメントなどの分野の会社を持っていた上に、なんと、ハリウッドに次ぐ、当時で第二位の大きなスタジオ「シェパートンスタジオ」のオーナーでもあったそうです。
このスタジオは現在でも有名な映画の撮影場所にもなっていますが、ネットフリックスのイギリスにおける拠点が、2019年年末のコロナ突入の半年前ほどに、この「シェパートンスタジオ」になっています。
Netflixが英国における製作拠点をシェパートン・スタジオに開設 – About Netflix
また悪魔崇拝者の間では重要な子供を「養子に出す」ということが当たり前のように行われているとされていますが、このボンドのモデルのウィリアムも養子に出されていました。
【小泉純一郎・安倍晋三】日本の歴代首相は、旧皇族と朝鮮王族の血筋である。 – Kawataのブログ
本名は「ウィリアム・サミュエル・クロストン・スタンガー William Samuel Clouston Stanger」で、何よりも特筆すべきは、ウィンストン・チャーチルの「右腕」のような存在として活躍していたことと言えます。
第二次世界大戦開戦後(そして戦時中の英国情報機関のトップであったスチュワート・メンジース卿の反対を押し切って)、ウィンストン・チャーチル首相はスティーブンソンを1940年6月21日に米国に派遣し、米国の参戦の1年以上前にニューヨークで英国安全保障調整局(BSC)を秘密裏に設立・運営させた[10][11][12][13]。
William Stephenson – Wikipediaから一部を翻訳
ちなみにこの英国安全保障調整局(BSC)が入居していたのが、かの有名な「ロックフェラーセンター」でした。
BSCは国務省に外国法人として登録されていた。ロックフェラーセンターの3603号室で運営され、正式には英国旅券管理局として知られ、そこから拡大した。BSCは、秘密情報部(MI6)と特殊作戦実行部(SOE)の作戦本部というよりも管理本部として機能し、米英の安全保障・諜報組織間の連絡・連絡の窓口となっていた[16]。
William Stephenson – Wikipediaから一部を翻訳
なんとCIA創設をした人物を、ルーズベルト大統領に推薦したのがこのウィリアム・スティーブンソンでした。だから、MI6とCIAは仲良しなんですね。
スティーブンソンはすぐにルーズベルトの側近となり、スティーブンソンの親友であったウィリアム・J・”ワイルド・ビル”・ドノバンをアメリカの情報機関すべての責任者に据えることをルーズベルトに提案した。ドノヴァンは、1947年に後に中央情報局(CIA)となる米国戦略サービス局(OSS)を設立した。西半球における英国諜報機関の上級代表として、スティーブンソンは英国のブレッチリー・パーク施設で解読されたドイツのエニグマ暗号のウルトラ生原稿を閲覧する権限を与えられた数少ない人物の一人であった。彼はチャーチルから信頼され、どのウルトラ情報をアメリカやカナダ政府の様々な部門に伝えるかを決定していた[要出典]。
William Stephenson – Wikipediaから一部を翻訳
そしてなんと、彼の部下にはのちにアメリカの大手広告代理店を立ち上げる「オグルヴィ」もいました。
彼は、カナダ人女性を中心に何百人ものスタッフを雇い、その経費の多くを自腹でまかなった。彼の部下には、秘密通信の天才ベンジャミン・デフォレスト “パット”・ベイリーや、後に広告の魔術師となるデイヴィッド・オグルヴィらがいた。スティーブンソンはエイミー・エリザベス・ソープ(コードネームCYNTHIA)を雇い、ヴィシー・フランスの高官をそそのかしてエニグマの暗号とワシントン大使館の機密を吐かせた[22]。 戦争のさなかに、ムースジョー出身のトロント大学教授ベイリーは、最終的にすべての連合国に信頼されることになる高速セキュア通信システム「ロッククス」を開発した[23]。
そして史上初めて、アメリカ大統領からアメリカ民間人に贈られる最高の賞を贈られた人物でも合ったそうです。
1946年11月、スティーブンソンはハリー・S・トルーマン大統領から、当時アメリカ合衆国の民間人としては最高の勲章であった功労勲章を授与された。アメリカ人以外でこのような栄誉に浴したのは彼が初めてであった。ワイルド・ビル」ドノバン将軍がメダルを授与した。引用文では、スティーブンソンの「諜報活動と特殊作戦の分野におけるアメリカへの貴重な援助」に賛辞が贈られた[29][30]。
〜中略〜
2008年8月8日、スティーブンソンは米陸軍情報部隊司令官ジョン・M・カスター少将からその功績を認められた。カスターはスティーブンソンをアメリカ陸軍情報部隊の名誉隊員に任命したが、これはアメリカ人以外ではスティーブンソンのほかに2人しかいない栄誉である[31]。
ということで、ジェームズ・ボンドのモデルとなった人物の紹介はこれくらいにして、さっそく今作の内容をネタバレで見ていきましょう。
まずは登場人物の出来事をまとめています。
登場人物
ヴァルド・オブルチェフ|サフィンの組織のメンバー。ロシア出身の細菌研究者。当初、ブロフェルドに依頼されブロフェルドの誕生日パーティに来るボンドを細菌兵器で殺害する予定だったが、寝返ったオブルチェフは、サフィンの指示でスペクターのメンバーだけが感染するよう細菌兵器を改変した。この際に使ったのがMI6など諜報機関が持っていたDNAデータ。MI6の極秘ラボである研究室では赤いコートを着たチームの一員。この会社には他に黄色いコートを着た科学者チームもある。Mも細菌兵器開発に関わっていた。
ローガン・ナッシュ|サフィンの組織のメンバー。アメリカ国務省職員。CIA経由で送り込まれ、フィリックスを殺し、オブルチェフを飛行機に同席させ、サフィンの元へ送り届けた。ノルウェーでボンドを追跡中に乗っていた車が横転し、車の下敷きになり死亡。
プリモ|左目が義眼になっている傭兵。イタリアテマーラ州でボンドを追跡。
リューツィファー・サフィン|マドレーヌの父親に家族を殺された能面をつけた男。マドレーヌへの復讐を目論み、ボンドの愛する人であるマドレーヌを誘拐し、サフィン一族の所有する島を横取りした「ブロフェルド」の暗殺を指示。歴史に名を刻むことが生きる唯一の価値であり、神に代わって「生きる価値のない人を殺す」ことを正義だと主張する異常者。
エルンスト・スタブロ・ブロフェルド|ボンドの義理の兄。MI6の管理下に置かれ、ロンドンの「ベルマーシュ刑務所」に入れられている。バイオニックアイを使って遠隔で自らの誕生日パーティでボンドを殺害しようとするが、オブルチェフが寝返ったために失敗。その後、サフィンの依頼を受けたマドレーヌが持ち込んだ細菌兵器(ナノマシン)によって、ボンドガ同席する面会の最中に殺される(マドレーヌの手についていたナノマシンがボンドの手を介してブロフェルドへ感染した)。
マドレーヌ・スワン|心理療法士で、ベルマーシュ刑務所のブロフェルドに面会できる唯一の人間だった。スペクターのメンバーだったミスターホワイトの娘。マドレーヌの父親であるミスターホワイトがブロフェルドから依頼されサフィンの家族(スペクターの毒殺チーム)を殺した。イタリアでボンドと別れたあと、ボンドの娘を出産。名前はマチルドでこの時5歳。サフィンからの依頼で、監獄に入れられているブロフェルドを殺害することに成功。ノルウェーに実家がある。
ジェームズ・ボンド|ポイズンガーデンで爆撃に巻き込まれ死んだことになっている。マドレーヌとの間に娘が一人いることが判明。過去と決別してマドレーヌとひっそり暮らそうとしていたが、スペクターからの刺客が送り込まれたことから、過去を隠しているマドレーヌと別れる決意をし、諜報員の世界からも引退状態になる。それから5年後、フィリックスからの依頼である細菌学者の救助の任務に就くが、それを機に再びMI6と関わることになる。ブロフェルドが収監されているベルマーシュ刑務所で同席していたマドレーヌによるブロフェルド暗殺を手引きしてしまう。マドレーヌの真意を知った後はマドレーヌの故郷へ戻り、再び生活を共にしようとするが、サフィン一族とマドレーヌのスワン一族との因縁を知る。その後マドレーヌと娘が誘拐されたことから、サフィン一族の所有するポイズンガーデンでの任務に向かうが、脱出することが叶わず、味方が発射したミサイルの爆撃によって帰らぬ人となる。
Q|MI6の兵器開発課長。同性愛者であることが判明。
M/ギャレス・マロリー|MI6の部長。ボンドの上司。ナノボット/ナノマシンを使った「ヘラクレス計画」の発案者だった。
パロマ|女性のCIA職員。三週間の訓練を受け、初任務でボンドと共にキューバでのパーティでの任務に就く。ボンドと同等に敵との撃ち合いを戦い抜ける能力を持つ、万能なフィールドエージェント。
ヴェスパー・リンド|かつてのボンドの恋人。1983生まれで2006年に死去。イタリアテマーラ州に墓があり、ここを訪れたボンドはスペクター/ブロフェルドが送り込んだ刺客に襲撃される。
世界観・設定
サフィン一族|サフィン一家は秘密結社「スペクター」の毒殺チーム。ミスターホワイト(マドレーヌの父親)の晩餐会で、自分達が作ったダイオキシンを使って毒殺される。デザートにダイオキシンが入れられていた。毒を製造するポイズンガーデンという島を所有している。この島は一時期ブロフェルドが奪われていたが、再びサフィン一族が取り戻した。サフィン一族はポイズンガーデンの内装において、日本式を取り入れており、これは監督が訪れたことがある日本の香川県の「直島」を参考にしている。劇中の地図を見る限り、この島は北方領土問題の色丹島に似ている。
ヘラクレス計画|ナノマシン/ナノボット。触れただけで皮膚の中に入り込む。極小のバイオロボット。DNAを組み替えることで、どの人物に作用させるかを変更できる。つまり、科学者がDNA改変で誰が死ぬかを選べる。さらに、感染者自身が兵器になり、同じ型のDNAを持つ者たちを次々と殺すことができる。元々はMをふくめたMI6が諜報員だけに感染しない兵器として開発。それを表には出さずに極秘にしていた。スペクターがロンドンのMI6の秘密のラボから盗み出す。サフィンはスペクターを殺すようオブルチェフに指示。オブルチェフがナノマシンを改造し、結果的に大量破壊兵器となった。少し前から世界中のDNAデータベース情報が盗まれていたが、これはナノマシンで殺す人物を選ぶためだった。サフィンからの依頼でマドレーヌがナノマシンをブロフェルドに散布し殺害する。サフィンの組織は世界の主要国の何百万人もの命を奪うテロを引き起こそうとしていた。オブルチェフがポイズンガーデンの施設内で、その計画を進めていたが、ボンドらによって阻止される。
ジギタリス|心臓が止まるほどの毒性がある。マドレーヌの診療所に飾ってある花。
地名・ロケーション
テマーラ(イタリア)|マドレーヌとボンドが旅行に訪れていた場所。ヴェスパー・リンドのお墓がある。
ジャマイカ|イタリアでマドレーヌと別れてからボンドが暮らしていた島。ここにフィリックスが、ナッシュと共に訪れる。
サンティアゴ・デ・クーバ(キューバ)|キューバ南東部の都市。ナノマシンで暗殺が行われたブロフェルドの誕生日パーティの開催場所。スペクターのメンバーが多数派参加している。オブルチェフの工作によりスペクターメンバーがナノマシンで毒殺される。サンティアゴ・デ・クーバは、キューバ独立のきっかけになった「モンカダ兵営襲撃」の場所。
ヘラクレスが製造されている島/ポイズンガーデン|日本とロシアが領有問題で揉めている列島の一部の島。第二次大戦の後にソ連によって地下に軍事基地を建設。化学工場でもある。モネの睡蓮のような絵画、日本の神社のような建物の模型、日本庭園、石庭、狛犬、養蜂などがある。第二次大戦時の潜水艦基地でミサイル格納庫がある。何百万人を殺す計画の拠点の一つだった。サフィン家の所有する島で、一時期、ブロフェルドが所有するが、再びサフィンが所有。サフィンはバイヤーとの取引もここで行なう予定だった。現実の「色丹島」は北海道開拓使、稲田家、ソ連、アメリカキャタピラー社、千島アイヌ、日本正教会などが関与。またロシアの国境警備隊の巨大な軍港がある。
ベルマーシュ刑務所(イギリス ロンドン)|厳重警備の場所として知られるロンドンの刑務所。劇中ではスペクターのリーダー、ブロフェルドが収監されている。現実ではウィキリークスのジュリアン・アサンジが収監されている。
ヘラクレス計画の極秘研究所|ロンドンのテムズ川沿いにある高層ビルの上方階にMI6のMが指揮を取る秘密のラボがある。ここでオブルチェフらがヘラクレス計画を進めていたが、サフィンに寝返ったオブルチェフがスペクターの傭兵にナノマシンを明け渡し、研究室は爆破される。この事件は表向きはガス漏れとして報道された。サフィンはスペクターとは繋がりがないようだが、スペクターがナノマシンを盗むことを「邪魔しないように」とオブルチェフに連絡を入れている。オブルチェフ以外の研究者たちは全員殺害されている。