麻薬とゴムマスクなりすましで暴利をむさぼるニューオリンズ黒人組織のボス|007 死ぬのは奴らだ ネタバレ

「マリファナは、ジャズとともに広がった」

ジャズ発祥の地と言われるのが、今作の舞台となっている「ニューオリンズ」

そこはまた、麻薬の流通ルートのひとつでもあり、特に、ジャズミュージシャンがそれを担っていたというのが、以下の論文です。

薬物戦争の終わり – 甲南大学機関リポジトリ

現在の芸能界でも、麻薬が流通しているのは、公然の秘密のようになっていますが、洋の東西を問わず、どこも状況は同じく「腐敗している」といえるわけです。

最近では、中国がアメリカに流していた「フェンタニル」が、日本の名古屋を経由していたことが報道されたばかりでした。

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そして、当然ながら今作「007 死ぬのは奴らだ(1973)」でも、麻薬・ヘロインのお話が満載です。

ちなみに、「007シリーズ」のトリビアとしては、前作「ダイヤモンドは永遠に」で、プロデューサーのブロッコリがボンドの宿敵「ブロフェルド」を勝手に登場させたことから、法廷問題に発展。

今作「死ぬのは奴らだ」から、ダニエル・クレイグが主演する2006年「カジノロワイヤル」まで、スペクターやブロフェルドなどは登場せずという経緯があります。

ちなみに今作では、主人公ボンドが黒人女性と寝るシーンがあります。これは、ボンドの映画シリーズでは、後にも先にもない描写です(2025年現在)。

これは、当時、世間をにぎわせていた「公民権運動」や「フェミニズム運動」からの、70年代以降の「ブラックパワー」の盛隆と関係しているといえます。

共産主義思想とフェミニストといえば、日本だと「上野千鶴子」がいます。

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言っていることとやっていることが、めちゃくちゃな活動家ですが、これは、かの有名な「キング牧師」の裏にも、「同性愛者」と「共産主義者」がいたことを知ると、また違った印象を抱きます。

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おそらく、公民権運動を「扇動していた」のが、ロスチャイルド系や天皇派なのでしょう。

キング牧師の裏や周辺にいたのが、これらの思想に染まったような人脈だったことは、上の記事を読むとよくわかると思います。

どちらにせよ共通しているのは「悪魔崇拝者」ということで、これらの誤った思想や考えなどには十分に注意して、正しい情報を手に入れてほしいと思います。

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また、現在では、世界中の著名人や政治家などには「影武者」や「そっくりさん」がいて、公の場でか彼ら「偽物」が、堂々と活動していることは、広く知られるようになってきました。

そして今作で、ニューオリンズの地下組織を牛耳っている「ミスタービッグ」は、ゴムマスクと特殊メイクで、「ドクター・カナンガ」という「善人」を演じていることが描かれています。

ラプト理論では、映画はただのフィクションではなく、悪魔崇拝者たちが経験したことを、ほぼそのまま描いていることが指摘されており、今サイトではその仮定をもとにさまざまな作品をご紹介しています。

今作での描き方を見るに、「ゴムマスク」が1970年代には、裏社会では使われていたということが、わかってきます。

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ジョン・チェンバースという特殊メイクアップアーティストが、CIAの極秘任務「アルゴ Argo」に協力したのが、この映画から6年後の1979年でした。

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登場人物

ドクター・カナンガ/ミスター・ビッグ|黒人街の顔役としてニューヨークやニューオリンズに君臨する黒人男性。カナンガとしては、サンモニクという国の代表。ミスタービッグと顔が違うが、これは特殊メイク・ゴムマスクによるもので、カナンガはボンドの目の前でマスクを破いて正体をあらわにする。
ソリテア|ミスタービッグに使われているタロット占い師・巫女。母親も占い師として活躍していたが、魔力を失ったことから、打ち捨てられた。ボンドに騙されて寝ることになり、結果として占いの力を失う。
ロージー・カヴァー|CIAが雇った黒人女性。フィリックスが電報で彼女をサンモニクのボンドの元へ送り込んだ。CIAに協力するのは2回目で、経験は浅い。実はカナンガの配下で、ボンドを手引きする予定だったが正体がバレ、ボンドに本当のことを話しかけたことからカナンガらによって殺害される。
サミディ男爵|伝説の男サミディ。フランス語で土曜日。ヴードゥーの墓場の神で死の軍団の首長。サンモニクの観光客向けのショーに出演している。ヴードゥーの儀式で死の神サミディを演じる俳優で、この儀式で地中からサミディが出現するイリュージョンは、地下にある乗降機による人為的な演出によるもの。墓石を3回叩くと、エレベーターを下げる合図になっている。

クォレルJr.|ボンドの協力者で、黒人船長。
ティー・ヒー|カナンガの側近。右手が義手の大男。
G.W.ペッパー保安官|ルイジアナ警察の白人保安官。レンジャー事務所に勤める義理の弟のビリー・ボブがいる。ビリーボブは超高速艇を所有しているが、カナンガの部下に奪われる。法律協会アメリカ支部の会員。アメリカ南部の男性のステレオタイプとして登場するキャラ。
ウィスパー|カナンガの部下。車を運転しながら、ボンドが乗る車の運転手を殺害したり、ホテルでのボーイになりすましたりなど、ボンドの近くにいた大柄の黒人男性。

チャーリー|フィリックスが手配した運転手。車の運転中にこめかみに毒針を打ち込まれ死去。

ハロルド・ストラッター|CIA職員。黒人。

地名・ロケーション

ニューヨーク|国連本部の会議にてイギリスの国連代表(MI6の諜報員ドーズは、カナンガを見張っていた)が殺害される。この場には、サンモニクの代表としてカナンガとソリテアが参加していた。
ニューオリンズ|フィレオブソウルの前で調べていたイギリス諜報員ハミルトンが刺殺され、葬儀行列の棺に取り込まれ、暗殺された。
フィレオブソウル Fillet of Soul|ニューオリンズ、ニューヨークハーレムにある酒場。カナンガの配下の店。
サン・モニク島|カリブ海の島。ヴードゥー教が盛ん。3人目のイギリス諜報員ベーンズが殺された場所。広大なケシ畑があり、この事実を知ったボンドとソリテアが殺されかける。島にあるカカシは目の部分にカメラが埋め込まれ、カナンガたちが監視している。警察も島民カナンガのいいなりになっている様子。ヴードゥーの儀式を行なっている広場の地下部分にヘロインの輸送拠点があり、サメも飼われている。カナンガが拠点としているこの島の施設には、地下モノレールもあり、これで地上へ出ることができる。
Oh Cult Voodoo Shop|ニューヨーク65丁目33のカナンガの店。ボンドが乗っていた車の運転手を殺害した男が乗っていた車を所有する店。この店の裏口の駐車場は、カナンガらの滞在先のホテルと同じ駐車場につながっている。隣がホテル「エリザベス」で、対面の向かいの角には「 第一連邦貯蓄銀行 First Federal Savings」がある。
ヴードゥーランド|サンモニク島のケシ畑のこと。カナンガたちがヘロインを製造している。
ロイヤル・O・ホテル|ボンドがフィリックスと落ち合う場所に指定したニューオリンズのホテル。、ボンドとソリテアはカナンガの部下のタクシードライバーに誘拐される形になる。
ブリーカー航空学校|カナンガがヘロイン密輸の中継地の一つとして利用している施設。
ヘロイン製造施設|ニューオリンズから車で少し走ったところにある。ワニが飼育されており、関係者以外近づかない敷地の中の小屋で製造されている。ボンドが火を放ったことから、小屋は炎に包まれる。

世界観・設定

カナンガの組織|ニューオリンズ、ニューヨークなどが拠点。サンモニク島でケシ畑を運営。サンモニク島はヴードゥー教が盛んで、地元住民には「あの島にはあまり近づきたくない」と思わせており、一般人を近づかせないためのカナンガの戦略でもある。サメの怪獣がいるなどのうわさによる「恐怖」によってケシ畑の存在をカムフラージュしている、とボンドに指摘される。カナンガの組織は、2トンのヘロインを製造し、すべてタダでばら撒いている。白人黒人、男女問わず、アメリカ中に流通させている。依存症患者が倍増するまで続け、その後、ケシを流通させることで値段を跳ね上がらせて、ボロ儲けしようと画策している。サンモニクのスタッフたちは赤いポロシャツに青いジーンズを履いている。
ソ連の黒人|南部の保安官ペッパーは、無線で、黒人たちのことを「ソ連の黒人がボートで暴走している」と報告。

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