朝ドラ【なつぞら】登場人物のモデル一覧。岡田将生(咲太郎)は社交ダンスダンサー?中川大志(坂場一久)は後のジブリのアニメーター?

第100作目となる朝ドラ「なつぞら」

広瀬すず主演の今作は、戦争を機に両親を亡くし、兄妹とも別れ離れとなってしまった少女が主人公です。

身寄りのなくなった主人公・なつは、父親の戦友だった、北海道の酪農家の婿養子に引き取られ、牧場を手伝いながら高校を卒業し、漫画家を目指すというストーリー。

そんな朝ドラ「なつぞら」の北海道編、新宿編、アニメーション編、それぞれの登場人物と、そのモデルとなった人物を一覧にしています。

特定の一人の人物が劇中の人物のモデルとはされていないため、似た経歴を持つ方を列挙しています。あらかじめご了承ください。

また、明らかに間違っている場合や、他の人もモデルとしての可能性がある場合、コメントなどでご一報頂けると嬉しく思います。検討後、反映させていただきます。

北海道編|劇中の登場人物とモデルの略歴

登場人物(キャスト)モデル略歴
奥原なつ(広瀬すず)奥山玲子/中村和子/近藤喜文東映動画などで活躍したアニメーター
奥原咲太郎(岡田将生) 中川三郎/松田咲太郎/声優事務所”社交ダンスの父”と呼ばれるタップダンサー/函館市菓子店「千秋庵」四代目/東京俳優生活協同組合(通称:俳協) or 青二プロダクション創業者、久保進
柴田剛男(藤木直人) 松平毅太郎&依田善助 /安村志朗共に依田勉三の養子/北海道の乳業メーカー「よつ葉乳業」の副社長。士幌村(町)農業協同組合専務。太田寛一と共に農協直営の澱粉工場操業に尽力。
柴田富士子(松嶋菜々子) 依田トシ善助の妻。勉三の二人目の妻の娘(連れ子)
柴田泰樹(草刈正雄) 依田勉三静岡出身の北海道開拓一世。トシ、毅太郎、善助の血の繋がらない父。(劇中では依田勉三の「晩成社」で働いていたという設定)
柴田照男(清原翔)依田朔二トシと善助の次男
柴田夕見子(福地桃子)加藤セチ北海道帝国大学(北海道大学)の女子学生第一号。保井コノ、黒田チカに続く日本人3番目の女性の理学博士(既婚女性としては初)。元理化学研究所主任研究員。熊本藩第2代藩主、加藤忠広の末裔。内閣戦時研究員に任命され、航空燃料の研究をしてロケット推進型戦闘機「秋水」製造に関わる。家庭を顧みない生活だったことでも知られる。参考サイト:ネイビーブルーに恋をして
戸村悠吉(小林隆) 田中清蔵 牛馬を使う鋤耕プラウの名人。晩成社の従業員。
山田天陽(吉沢亮) 神田日勝北海道鹿追町へ疎開した練馬区生まれの画家。ベニヤ板に絵を描く。
山田陽平(犬飼貴丈) 神田一明/井岡雅宏日勝の兄。油絵画家。妻は彫刻家 神田比呂子。/「アルプスの少女ハイジ」などの美術監督
山田タミ(小林綾子) 神田ハナ 一明と日勝の母親。夫は神田要一
山田正治(戸次重幸) 神田要一一明と日勝の父親。拓北農兵隊に応募し、北海道へ移住。
小畑雪之助(安田顕) 小田豊四郎 「六花亭」創業者。母親の実家のお菓子屋「札幌千秋庵」で働いていた。
小畑とよ(高畑淳子) 小田とし(旧姓:岡部) 豊四郎の母親。妹の夫が後藤武二で、「札幌千秋庵」創業者。本店の「千秋庵総本家」は佐々木吉兵衛が箱館で創業。
小畑雪次郎(山田裕貴) 小田豊六花亭二代目社長(2016年以降は六花亭食品文化研究所の所長)。京都老舗菓子店「鶴屋吉信」で修行を積む。
小畑妙子(仙道敦子) 小田淳子豊四郎の妻。豊の母。三浦氏の血族。
倉田隆一(柄本佑) 海保進一川西農業高校(現・帯広農業高校)演劇部元顧問。[出典]NHK
田辺政人(宇梶剛士)太田寛一士幌村(町)農業協同組合組合長、北海道協同乳業株式会社(現よつ葉乳業)社長、ホクレン農業協同組合連合会長(劇中の「音問別村」は士幌村、「たんぽぽバター」は四つ葉乳業がモデル)

新宿編|劇中の登場人物とモデルの略歴

登場人物(キャスト)モデル略歴
岸川亜矢美(山口智子)明日待子/小柳ナナ子 ムーランルージュ新宿座の看板スター。正統五條流宗家家元、五條珠淑(ごじょうたまとし)として活動/ムーランルージュ新宿座の看板スター。
前島光子(比嘉愛未)相馬黒光 「東京新宿中村屋」創業者。旧姓は星、本名は良(りょう)。夫は相馬愛蔵。(劇中では先代が黒光にあたる人物)
光子の夫相馬愛蔵「東京新宿中村屋」創業者。長野県出身。
茂木一貞(リリー・フランキー)田辺茂一 「紀伊國屋書店」創業者
煙 カスミ(戸田恵子) 楠トシエ ムーランルージュ新宿座の歌手。「NHK専属タレント第1号」「テレビ女優第1号」。本名は楠山敏江。愛称はビンチャン。
亀山 蘭子(鈴木杏樹)宮城まり子/白石冬美/小原乃梨子「白蛇伝」の声優。吉本興業などで活躍した歌手、女優、福祉事業家。本名:本目眞理子/怪物くんの声優/「タイムボカン」マージョの声

アニメーション編|劇中の登場人物とモデルの略歴

登場人物(キャスト)モデル 略歴(登場人物一人に対して明確なモデルとなる人物はいないと明言されています。参考までにご覧ください)
仲 努(井浦新)
森康二東映動画(現:東映アニメーション)のアニメーター第一期生。多くのアニメーターを指導した。”アニメーションの神様”と呼ばれる
大沢麻子(貫地谷しほり)中村和子(夫の他界まで”穴見和子”名義)/高橋茂人東映アニメーション最初期に活躍した女性アニメーター。1960年「西遊記」を機に結婚し一時引退するが、その後虫プロに入社し作画として「鉄腕アトム」などに参加。/「アルプスの少女ハイジ」のズイヨー映像の社長
坂場一久(中川大志) 高畑勲/小田部羊一 東映アニメーションで活躍したアニメーター。のちにスタジオジブリへ/奥山玲子の夫。アニメーター。
神地航也(染谷将太)宮崎駿/近藤喜文 東映アニメーションで活躍したアニメーター。のちにスタジオジブリへ/近藤浩子の夫。アニメーター。のちにスタジオジブリへ
三村茜(渡辺麻友)大田朱美/近藤浩子 宮崎駿の妻/近藤善文の妻、共に女性アニメーター。
森田桃代(伊原六花)保田道世ジブリ作品の色彩担当で知られる女性アニメーター。東映動画からのちにスタジオジブリへ
下山克己 (川島明)大塚康生東映動画アニメーター第一期生。元麻薬取締官事務所勤務。
井戸原昇(小手伸也)大工原章森康二と同年代で、東映動画アニメーター第一期生。多くのアニメーターを指導した。
露木重彦(木下ほうか)藪下泰司松竹映画から文部省の映像製作部門へ転職。「ツェッペリン号(飛行船)」の映像などの記録映画を製作。東映入社し、東映動画の国内初の長編カラーアニメーションを初めて監督する。
大杉満(角野卓造)大川博/大蔵貢
現在の京王・小田急・京急を分割する再編成案を作った実業家。東京急行電鉄入社。東京映画配給(東映)社長、東映動画社長、日本教育テレビ(現:テレビ朝日)会長などを歴任。/活動写真の弁士、新東宝社長、大蔵映画社長。歌手の近江俊郎の実兄。「会長・大蔵貢、社長・大川博」という映画会社設立の案もあった。
松武博(大泉洋)土倉冨士雄カルピス社長。「アルプスの少女ハイジ」を放送していた「カルピスこども名作」のスポンサー
荒井康助(橋本さとし)三沢徹夫「狼少年ケン」の進行
猿渡竜男(新名基浩)大野寛夫(月岡貞夫)/籏野義文&有賀健「狼少年ケン」の原作者/「狼少年ケン」の企画者
豊富遊声(山寺宏一)生駒雷遊 /徳川無声ともに活動弁士
島貫健太(岩谷健司)宮内幸平 「アルプスの少女ハイジ」のアルムおんじの声
白本知香子(沢城みゆき)杉山佳寿子「アルプスの少女ハイジ」ハイジの声
土間レミ子(藤本沙紀)小原乃梨子 「アルプスの少女ハイジ」のペーターの声

1件のコメント

  1. 小田部羊一さんが自分は自分がモデルの役はいない、と公言

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